7月30日 再び竜飛崎


ホタテラインにて

夕べは風は強かったけれど、テントがどたばた言うほどでもなく、結構快適な一夜だった。
起き出していつものように朝の一連の用事を済ませた二人は8時30分頃にようやくキャンプ場を出発。
今日はしょういちがまだ行ったことがないと言う竜飛岬を経て、秋田近辺まで戻る計画だ。
それにしてももう7月も終わりだというのに寒い!
梅雨が明けるだろうと勝手に信じ込んで夏のジャケットで出かけてきたが、これは堪らんと途中からカッパを着込んで防寒対策だ。
キャンプ場から、県道8号線を経て野辺地でR4に合流する。一桁国道の割には車は少なくなかなか快適だ。
途中R4を離れて夏泊半島へ。この周遊道路景色は抜群なのだけれど名前がホタテライン!。ホタテマンを知る世代である管理人はなぜか嬉しくなってしまうのだった。


津軽半島へ来たぞっ

青森市内の渋滞を抜けてR280へ入っても道が狭いせいか車が多い。
途中どこかでほたて丼でもと思うけれど、店がない!。仕方なくどんどん北へ向かって行くと車も少なくなり、対岸に下北半島が見えて景色も抜群だ。
昨年は蟹田からフェリーで下北へ渡ったのだが、天気が悪く景色なんてものではなかったので、ようやくリベンジ出来たのだった。
蟹田から海側を回ろうか迷うが、昨年の印象がいまいちだったので県道14号線で今別を目指す。それにしても腹減った!。


つがる今立駅
つがる今別駅はJR北海道の本州唯一の駅で、道の駅が併設されている。
腹ぺこの二人は、ここでようやく昼ご飯にありつく事が出来た。メニューはどこの道の駅でも同じようなもので、ここでないと食べられないというようなものはないようだ。
仕方なくここまで来たのにしゃくだが、カツカレー を注文。もう少しメニューを考えれば良いのに、と思うのは管理人だけではないだろう。
まぁ道の駅は半分公務員が運営しているのだろうから、真剣に考えずとも飯の種には困らないというところか…。
お土産をまとめ買いして宅急便で発送してもらい、竜飛岬へと向かう。

義経寺

今別で再びR280へと戻り、竜飛の方向へ向かう途中三厩という町がある。
ここには義経北行伝説で有名?な義経寺(ぎけいじと読む)がある。奥州平泉で非業の死を遂げた筈の義経主従が、なんとこの地に辿り着き、この地で三頭の竜馬を神から授かって北海道へ渡ったというのだ!
このお寺はその北行伝説にあやかって作られたものらしい。
さらに三厩という地名もその三頭の竜馬を授かった厩(といっても洞穴)があることに由来するらしい。なんとロマンにあふれた土地ではないか!。


20,000km達成
義経寺を後に竜飛岬へは国道でなく、あじさいロードを行く事にする。
途中で我が愛車の距離計が20,000kmになった。2年前に以前の愛車R1100RSを事故で失い(というか、補償の関係で乗り換え)、以来北海道、九州などなど長旅の相棒としてよく頑張ってくれたものだ。
決して速いとか、味があるとか言うことではないけれど、一人旅に必要な荷物を積んで淡々と走るのにこれほど適したバイクはないんじゃないかと思う。

竜飛崎

いよいよ1年ぶりに竜飛崎へとやってきた。
相変わらず風が強く、売店のおばちゃん達も元気だった。
昨年は天気がいまいちで見えなかった北海道がよく見える。ここまで来て引き返さなければならないのはまさに断腸の思い。
青森に戻って船に乗りたい誘惑に駆られる。来年はこの海峡を越えるのだ!


岩木青少年スポーツセンター

竜飛崎からは昨年北上したルートをひたすら南下する。
時間に追われるサラリーマンの宿命を忌々しく思いながらも、予定の期日までに帰り着くためには出来るだけ南へ行って泊まりたい。
しじみラーメンの看板や十三湖を横目に飛んで行き辿り着いたのは岩木山麓の岩木青少年スポーツセンターだ。
このキャンプ場はフラットな場所が少なくて、テントを張る場所は限られるけれど、温泉付きで500円はなかなか有り難い値段設定だ。近所の嶽温泉で ビールと食料を仕入れてまたしても宴会だ。

本日の走行距離 276km

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