2005/10/15〜17日 山陰ツーリング(その1)

ちょっと早いが、裏磐梯の紅葉見物に行こうと10月15日から17日までの日程をセットしてあったのだが、どうも東北方面は三日間雨に降られ通しになりそうだということで、急遽行き先を山陰に変更し北陸道南条SAで相棒と落ち合う。もちろん大雨だったが、天気予報では今日一日の辛抱だ。

雨の中今夜の宿泊先である兵庫県香住町の旅館「やまや」を目指してひた走る。西へ向かうにつれて雨が強くなり、但馬海岸有料道路(今は無料だが)では前が見えないほどの降り方で、濡れ鼠のようになりながら旅館へ駆け込む。

今回の仲間しょーいちは、まだ少年と言うか紅顔の美少年と言うかの頃からの知り合いで、彼がCB350Exp、管理人がDT1という妙な取り合わせでツーリングに出かけたものだ。二人とも仕事やら家庭やらで自由な時間も少なく、また職場も遠く離れていたから長い間一緒に走る機会はなかったのだが、数年前職場が近くになり彼にBMWの購入をけしかけて以来、時々一緒に走るようになり、今年の春には九州ツーリングに行った。
そしてもう一人ヒデが、15、16日のみ参加してくれた。彼とは昨年の秋に伊豆ツーリングを計画していたのだが、ツーリングに備えてのバイクのテスト中に車と衝突し、腰の骨やら肋骨やらを折る重傷を負った。しかし凄い事に、今年の春に復活し一緒に九州へもツーリングした不死鳥のようなライダーである。

10月16日


余部鉄橋


道を間違えた

昨日の大雨が嘘のようにあがり、今日は大山まで行って鳥取へ引き返す予定である。

香住から鳥取へ至る国道178号線は、主に海沿いを走るバイク乗りには楽しい道だ。何度走ってもこの道は本当に楽しい。管理人が姫路在住時代には室津の七曲がりとともに、しょっちゅう通ったワインディングなのだ。

途中の余部鉄橋は、近く改修工事が行われて姿が変わってしまうと言う。大事故も起こった訳だがこの姿がなくなってしまうのもまた寂しい気がする。

JR余部駅前から国道を離れて岬を回り浜坂へ出る事にする。
ツーリングマップルによれば景色が良いとなっているが、あまり海は見えない。そして細くて曲がりくねっていて結構走りづらい。 おまけに分岐点がわかりにくく何度か道に迷う。これなら奥能登の方がかなり良い。

ただし、ヒデとKDXはひょいひょいとコーナーをクリアして行く。 相変わらずいい腕で、とても最近骨盤が割れた人間とは思えない。

浜坂でヒデとはお別れである。なにせ彼は新婚だから無理に引き止める訳にも行かない。 もうこけんように走れよー。


大山寺にて

ヒデとさよならした二人は一路大山を目指す。
鳥取バイパスを抜けて途中国道9号線から県道を経て大山の裏側から右回りに2/3周して再び国道へ戻るルートだ。

残念ながら紅葉にはまだ早かったが、久しぶりに見る大山は相変わらず雄大で美しいのだった。

大山寺のドライブインでパンと牛乳で軽く昼食。しょーいちはここでせっかく買ったコーヒー牛乳を堤防の上に置こうとしてひっくり返してしまう。そう、ここの堤防は下流に向かってかなりきつい勾配がついているのだ。悔しがりながらお土産の大風呂敷を購入し本日のキャンプ地である鳥取砂丘へと引き返す。


北条砂丘

大山を駆け下りて国道9号線を鳥取目指して走っていると、途中の北条砂丘は風車がいっぱい建っている。

最近はあちこちこのような風車を見かけるようになった。化石エネルギーの限界が見えている現代には必要なものだ。もっと積極的な開発に期待!。

風の谷のナウシカをちょっと思い出す。


浦富海岸

本日のキャンプ地は鳥取砂丘はずれにある柳茶屋キャンプ場で、料金はなんと無料である。近くに温泉があるし、トイレなどの設備もまずまずで有り難い事この上なしだ。

近くのコンビニで食料とビールを仕入れて、風呂へ行く前に「軽くいっぱいやっかー」と飲み始めたが最後、二人とも風呂へ行く気力がすっかり無くなって、そのままひっくり返って寝てしまった。年はとりたくないが、この年になったからおっさん二人でこんな遊びが出来るのだ。また楽しからずや!である。

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