![]() |
---|
2003/5/16〜18日
久しぶりの山陰ツーリング(その1) |
姫路で、昔の同僚達との飲み会が催されることになって、それだけじゃ勿体ないと例のメンバーに声をかけ山陰へのツーリングとなった。16日AM10時30分ごろに愛犬まるこの恨めしそうな顔に後ろ髪引かれながら出発。 自宅を出た時には曇り空だったが、石川県境に近づくと雨が降ってきた。途中のスタンドでガソリン補給とカッパを身につけて走り出すが、久しぶりの雨中走行で体は固まりっぱなし。びびりながらも何とか北陸道金沢東インターに辿り着き、敦賀でカッパを脱ぐ。 やっぱり晴れていると嬉しい。 |
5月17日 |
![]() DUCATI 748 |
今回のメンバーは、いつものヤマちゃんとヒデである。ハッシャンは都合があって、今夜の宴会のみに参加ということになった。 ヒデと、山崎インター近くで待ち合わせて、中国道上月PAでヤマちゃんと合流する。 ヤマちゃんはついにドゥカティを購入した。このマシーン管理人とは初対面である。ドゥカティはイタリアの名門バイクで、そのエンジンや車体構成は他のメーカーには見られない、徹底したこだわりが貫かれており、バイクの世界では孤高の存在であり、それを駆るライダー達はドゥカティストと呼ばれる一握りの人たちである。車で言えばフェラーリスト、コンピューターで言えばマックユーザーのようなもの? ドゥカティの特異性はまずそのエンジンにある。普通の4サイクルエンジンは、バルブの開閉のうちオープン側をカムで、シャット側をスプリングで行うのであるがドゥカティデスモドローミックは、シャット側もカムで行う。このメリットはスプリングの機械的な共振現象などによってバルブが踊ることがない。よって回転数を高めてもバルブサージングによるピストン打損などのトラブルが生じない。このことは今年から三十数年ぶりにGPに復帰した990ccデスモセデチエンジン(4気筒16バルブ)が16000回転以上回り、それまで最もパワフルと言われたHONDA RC211V(5気筒20バルブ)をしのぐパワーを出していることでも証明されている。 さらに車体は、フレームを高強度鋼管の溶接構造として、90度V型エンジン(といっても前シリンダーはほとんど水平。よってL型と称している)ユニットを車体の主要な強度メンバーとし、リアスゥイングアームはこのエンジンユニットにブッシュを設けて取り付けると言うユニークなものである。そして、ライディングポジションはレーシングマシーンと寸分たがわない厳しい前傾姿勢となる。 まさにハーレーとは超対局を行くこのマシーンは、ツーリングには辛そうだ。 ヤマちゃんはこのマシーンでサーキット走行を楽しんでいるということで、タイヤは右側のエッジまで綺麗に使い込んで、コンパウンドの溶けた跡がある。岡山県のTIサーキットは右コーナーが多いのでこのようになるのだそうだ。 管理人のおんぼろCBXで付いて行けるのだろうか??? |
|
一方のヒデはカワサキKDXというオフローダーに、前後オンロード用のタイヤを履かせての参加である。 2ストローク250ccのこのマシーンは、高速道路はともかく峠道では速そうだ。 それにしても、ツーリングに行くたびに乗ってくるバイクが違うというこの二人の凝りようには、ただただ頭が下がるだけである。 |
|
中国道から米子道を経て、蒜山インターで降りて大山へまっしぐらに向かう。 蒜山高原を過ぎて大山が近くなってくると、鋭角に小さく曲がるコーナーが多くなってくる。ヒデはコーナーで足をちょこんと出してくるっと回って行くが、管理人は長らくこの手の道を走っておらずどうにもペースが上がらない。 ヤマちゃんも、荒れた路面とドカに手を焼いている様子でなかなかペースが上がらないようだ。 ただ、この二人(特にヒデは)どんなに景色のいいところでも全くゆっくり走ることをしない。まして、止まって写真でも撮ろうなんてそぶりはこれっぽっちも見せない。この写真もようやく止まったもののヒデははるか彼方まで行きすぎて戻ってきたのであった(-_-;)。 |
|
そんなわけで、大山寺で昼食を食べたあとは大山を右回りでほぼ2/3周し、三朝温泉、倉吉、鳥取を経て、途中で軍資金を引き出したり、管理人の破れてしまった手袋を買うためにDIYショップへ立ち寄ったりしながら、浜坂の宿にはなんと5時過ぎに付いてしまった。 鳥取から国道178号線へ入り、途中の浦富海岸は、子供たちが小さい頃によく海水浴や水遊びに来た思い出があり、とても懐かしい景色に思わず感動してしまう管理人であった。 それにしても鳥取市の周辺は大きく変わっていてびっくり。29号線バイパスと9号線バイパスの完成によってと、多くの郊外型のショップが建ち並んでいる様子は、以前を知るものにとっては非常に驚きでだった。 本日の宿泊先は、浜坂町内の七釜温泉「七釜荘」である。ここは以前仕事の関係で何度か近くの旅館に泊まったことがある。田園の中にぽつんと立ち並ぶ旅館街はひなびた感じがなかなかいいのだ。 宴会のみ参加のハッシャンが、なんと軟弱にも通勤用に購入したという軽四「ダイハツネイキッド」で到着し、賑やかに宴会が始まる。 宴会が終わって会社のこと、家のことなどを話ながら、いつの間にか意識が遠のく管理人であった。 七釜荘 兵庫県美方郡浜坂町七釜 0796-82-2458 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
(C) 2000-2005 Marupi Allright reserved. |
![]() |