2000/11/4 飛騨路紅葉巡りツーリング (その1)

今日は、恐ろしいほどの好天であり朝から落ち着かない。昨日は今日に比べると少し天気は悪かったが、家庭サービスとしてEuro-Rで紅葉狩りに行ったので、今日はCBX750Fと自分のために出かけようと昨日から修理を行った。

九州から帰って点検した結果では、レギュレータの配線コネクターに一部過熱の跡があったのでそれを修理することに。

4Pコネクターの緑色端子がひどく過熱して、周りの樹脂も溶けている。これはメス側端子を、コネクターケースから引き抜いたところ。

レギュレーターを外したところ。雄の端子もやはり過熱している。また、本体側のゴムカバーは老朽してぼろぼろになっている。

配線をハンダ付けでつぎ足し、ゴムカバーは電力ケーブル用の自己融着テープで補修した。完ぺき!

緑色の線のみ別のコネクターで接続。
修理なったCBXで国道41号線を神岡へ向かう。今日のルートは、41号線から472号線で上宝村を経て平湯へ至りそこから高山を経て、荘川村で国道156号線に合流し、白川村、平村などこれでもかというほど紅葉とワインディングを楽しめる予定である。
途中で、乗鞍スカイラインも行ってみたい。ところが、今日はとても天気が良く41号線は、高山方面へ向かう車が数珠つなぎになっている。仕方なく、少し休憩。


北陸電力の神通川第2ダム

神通川は、いたるところ発電所がある。このダムの横は、パーキングになっていてトイレも完備している。紅葉もなかなかきれいで、周囲の山々は絵の具をぐちゃぐちゃにぶちまけたような華やかさ。

国道41号線を暫く南に走ると上岡に到着する。神岡は、かつてイタイイタイ病の原因となったカドミウム鉱山の町であるが、現在はその鉱山の廃坑を利用して、宇宙から降り注ぐニュートリノの研究が行われている。ニュートリノは、非常に微小な粒子で地球などは貫通してしまう。そこで、地下1000mのところに、それをつかまえる装置があるのだそうだ。


上宝村にて。背景の山は穂高

神岡を過ぎ国道41号線から別れ国道472号線にはいると車は急に少なくなるが、やはりちょこちょこと遅い車が邪魔をする。しかしバイクでの追い越しは本当にらくちんである。車のように、目一杯アクセルを空けるまでもなく、あっという間に抜き去っていけるのはパワーウェイトレシオの軽さによるものであり、また、車体の小ささもこれを助けてくれる。たとえフェラーリでもこれには勝てないだろう。途中上宝村の道の駅で昼ご飯。飛騨牛の串焼きは1本200円。なかなかおいしい。

国道を外れて右岸川の道路を行けば、新穂高温泉や新穂高ロープウェイへ至り一般的な観光ならこのコースなのだが、今日は日帰り。素通りして平湯へ向かう。

この辺の山々は、ちょうど紅葉がピークを迎えていて美しい。


平湯バイパスにて

平湯峠は、平湯市街から上高地入り口付近までの厳しく狭い峠でヘアピンコーナーが連続し、バスなどはそのすれ違いに難渋していたし、行楽シーズンには大渋滞の原因になっていたが現在は平湯トンネル(有料)が開通し、あっという間に通り過ぎてしまう。

ただ、あの峠は廃道にせず残しておいて欲しいと思う。やっぱりあんなワインディングも時には走りたいから。


スカイライン入口のお土産屋さんで

平湯を過ぎて、国道から離れて乗鞍スカイライン入口へと向かう。この辺に来ると紅葉はピークを過ぎて、山々はもう冬景色である。また、路面には落ち葉が積もって全面覆われているところもあり、スリップダウンしないように慎重に進む。何せ、落ち葉には九州で散々悩まされたのだ。ビビリながら激走して、乗鞍スカイライン入口へ到着。

しかし、ああ無情!なんと「今年の営業は終わりました。来年は5月15日からの営業です」と電光掲示板が空しく輝いているではないか。何台もの車が、あきらめて引き返していく。お土産物屋さんもこの通り雨戸を閉めてもう冬ごもりである。

仕方なく、すごすごと引き上げる。こんなんだったら平湯峠へ行っとくんだった。


清見村で

高山を過ぎると、国道158号線は所々で東海北陸自動車道と平行して走るようになる。以前はきれいな山々だったものが無残にも切り取られたり、埋め立てられたりして景色が台無しになっている。高速道路やバイパスは確かに便利なのですが、周りとの調和を考えもしない構造物の代表格ですね。技術の進んだ今移動のためだけならいっそ全部トンネルでも良いのかも・・・。

途中、清見村で鮮やかな紅葉を見つけた。国道158号線から、河合村方面への分岐で見つけたこの紅葉。今回いちばんきれいでした。

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