2003/9/11〜13 白根山方面ツーリング

阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝がいよいよ秒読み段階になり、播州猛虎会○○支部の祝勝会の日程をいつにするかということで、管理人は10日の優勝に賭けることにした。
18年前のあの日、ゆく先々のお店で振るまい酒を飲み倒したあの夢よもう一度・・・。ところがロードに出たら一向に勝つ気配がなく、10日に振る舞い酒を頂きまくりそのまま四国方面へという日程は淡くも消え去った。

やむなく例のツーリング仲間に祝勝会ツーリングを断念し、涼しいところへ行こうと持ちかけると、やまちゃんは1日の日程しかとれないということで今回は断念。ヒデとの二人旅となった。今回管理人のバイクはR1100RS、目指すは信州そして草津方面である。

9月11日

ヒデがやってきた

このメンバーとのツーリングではいつも関西方面へこちらから出かけるというパターンが多かったが、今回はヒデの方がこちらへやって来ることになって、待ち合わせは東海北陸道荘川インター出口の道の駅13時だ。自宅を10時過ぎに出発し待ち合わせ場所へ急ぐ。途中御母衣ダム横の国道で工事中の信号を待っていたら、横でXJR1200が突然のタチゴケ。ライダーはよいしょっ!とばかりに引き起こして、何事もなかったかのように去って行った。大変だなーと他人事のように思っていた管理人だったが・・・。

道の駅に12時30分ごろに到着。携帯を確認するとヒデから着信があったので、もしやと思ったら、案の定13時前に電話があり、たった今東海北陸道に乗ったばかりだという。仕方なく銭湯にでも入ろうとするが、あいにく今日は休み。仕方なくラーメンやソフトクリームを食べながら待っていると、14時過ぎにヒデがやって来た。

聞けば、一宮ジャンクションを行き過ぎて小牧から中央道に乗ってしまい、引き返したのだという。そういえば前にもこんなことがあったような・・・。

みたけ荘

露天風呂

今回ヒデのバイクは九州ツーリングの時のカワサキGPZ400。本当はGPZ1100で来るつもりだったが、このツーリングに備えてパーツの交換を行い、試走中に転倒してしまったそうだ。体は大したけがもないのがさすがヒデと妙に感心してしまうが、修理に当分かかるらしい。

GPZ400の方はどうもプラグの調子がいまいちで、燃費も悪いということだが高速道路ではもう一台のSRXよりは楽ということでこのマシーンでの参加となった。ただ、どっかでプラグを交換したいということで、明日松本で店を探すことにする。

道の駅からは、国道158号線で高山、平湯を経て今夜の宿を目指す。途中の難関安房峠は現在では安房トンネルの開通によってあっという間に越えることが出来るが、二人は昔ながらの旧道を行くことに。峠の頂上を過ぎたところで雨が降った直後の滑りやすそうな路面にビビリながらも何とか突破。上高地への分岐を過ぎれば、もう少しで宿に辿り着く。

今夜の宿は、乗鞍高原温泉郷の中にある旅館みたけ荘だ。この宿は「日本秘湯を守る会」が発行する「日本の秘湯」に掲載されている。管理人はこの本で選んだ宿に何度も泊まっているが、いわゆるハズレは一度もない。

みたけ荘は秘湯という言葉から受けるイメージから見ればかなり開けた場所にあるが、温泉は硫化水素泉、風呂は露天風呂が2ヶ所、屋内に1ヶ所と本格的だ。料理もなかなかおいしい。ゲレンデが近いのでスキーにもよさそうだ。

おいしい料理とビールでいい気持ちになった二人は9時半に眠ってしまった。

乗鞍高原温泉 みたけ荘 0263-93-2016

9月12日

三の滝ドライブインで

乗鞍山頂付近は環境保護のために今年から一般車両は乗り入れが禁止になった。われわれライダーにとっては乗鞍スカイラインが走れないことになったのは残念だが、荒れて行く山々を見るのは心が痛む。やむを得ない措置ということであろうし、多くの問題を乗り越えて英断した関係者に敬意を表したい。アルペンルートだけでは飽き足らず、さらに観光客を誘致しようと策略を巡らす土建王国わが富山県行政当局とはえらい違いである。

で、どこまで行けるのだろうということで確認に行く。三の滝のドライブイン前で一般車両通行止めとなっていて、ガードマンが一人立っていた。

車山付近で

計画では、今日は松本を経て扉峠から一旦美ケ原まで行き、その後ビーナスラインで白樺湖から草津までと考えていたが、朝方宿でごろごろしていて出発が遅れてしまった。おまけに、ヒデのバイクのプラグが一本死んだというので松本市内で買い求めようということで市内をうろうろ探し回ることに。結局プラグは見つけられず骨折り損になってしまった。おまけに、管理人は松本市内の交差点でゴロリとタチゴケをかます。昨日見たXJR氏と全く同じ状況になってしまった。R1100RSは車重的にはCBXより軽いはずなのだが、どうしても一人では起すことが出来なかった。パニアケースのおかげで、車体には何にも傷はつかなかったのがせめてもの救いか・・・。

そんなこんなで美ケ原へ行く時間がなくなり、扉峠のドライブインでおやきと新鮮牛乳で腹ごしらえし、ビーナスラインを吹っ飛んで行く二人だった。

鬼押出園で

ビーナスラインの終点白樺湖からは県道40号線で蓼科を経て国道142号線で佐久へと進む。途中「農んき村」という地元物産販売店でお土産を仕入れ軽井沢へ。松本市内、佐久市内はとても暑かったのに、軽井沢に来ると空気がさわやかで涼しかった。さすがは日本を代表する避暑地だと感心!。

軽井沢から草津方面へは、途中で国道146号線から分岐し鬼押ハイウェーを行くことに。途中の鬼押出園で少し休憩。残念なことに浅間山は雲や噴煙で山頂を見ることが出来なかった。

宿に着いた

河原の露天風呂

今日の宿は、これも「日本の秘湯」から選んだ、尻焼温泉という草津温泉の近所にある小さな温泉だ。管理人はかって東北ツーリングの最終日にここへ宿泊したことがある。尻焼という名称は、河原の石が温泉の熱でほかほかになって座っているとお尻が熱くなるところから付いたと言われている。確かに宿の裏を流れる川の石は赤い色をしていて、河原から湯気が立ち上っているところを見ると本当かも知れない。露天風呂も河原にあるのだ。

エンジンオイルの消費を気にしていた管理人は、宿に到着してオイルレベルゲージを確認するためにセンタースタンドを立てようとして、今度は車体を右側にゴロンとやってしまった。どうやら駐車している場所が右側に傾いていたらしく、これで左右ともゴロンと寝かせたことになる。今回もパニアケースと水平対向エンジンのおかげで車体にダメージはない。CBXだと多分ブレーキレバーが折れていただろうと思う。この点でR1100RSはよく出来ている。ただ、どうも重心がいまだに把握出来ないのはなぜなのだろう?

そんなこんなでいろんなことがあった一日だったが、風呂に入っておいしい料理を頂いて幸せな一日だった(^_^)。

尻焼温泉 関晴館別館 0279-95-5121

このページのトップへ
(C) 2000-2005 Marupi Allright reserved.