2002/5/2〜3 富士五湖巡りツーリング(その1)

今年もゴールデンウィークがやって来たー(^○^)。けれど、悲しいことに子供はクラブ活動があり、あらかじめ計画してどこかへ行くということもなかなかできにくいし、まるこも寂しがることだろうとあまり大掛かりなツーリングは計画していなかった。

天気予報では、GW前半は比較的天気がよさそうだが後半はいまいちらしい。ところがその前半にはいろんな用事が入っていてロングツーリングにはいけそうもない。それに、どこへ行っても渋滞さ!と、言うことで今年は5月2〜3日で足を踏み入れたことのない富士山から伊豆方面へ行くことにする。

5月2日

神岡鉱山

素晴らしい天気である。朝が苦手な管理人には珍しく、7時30分に自宅を出発。

今日の目標は伊豆半島の先っぽ「下田」。途中でガソリンを満タンにして、国道41号線を神岡へと向かう。神岡は、鉱山の町であり管理人的には映画「天空の城ラピュタ」の冒頭に出てくる鉱山の町のモデルではないだろうか?と今でも思っている。

きれいに整備された花壇の道を行く

神岡から平湯方向に向かう国道471号線は比較的すいていて、高原川の流れも美しく途中にはきれいに手入れした花壇が多い。近所の皆さんがやってくれているのだと思うが、本当にありがたい。平湯トンネルを過ぎると上高地である。

ゴールデンウィークとはいっても今日は休日ではないので渋滞も大したことはないだろうとたかをくくっていたら、対向する松本から上高地方向へは大変な車の列である。明日はもっとすごいことになると読んで今日通ることにしておいてよかったと胸をなで下ろす。

精進湖畔にて

松本から、長野自動車道・中央自動車道と乗り継ぐ。天気はいいのだが八ケ岳には雲がかかったようになっていて、もう一つすっきりしない。途中、八ケ岳PAで昼食にする。以前来たときとは感じが変わったなーと思ったらPAから高速への進入路が付け替えられて全体に広くなったようである。
早速お土産の信玄モチと、黒玉という不気味なお菓子、そしてなぜかサータアンダギーを売っていたのでこれも思わず買ってしまう管理人であった。(サータアンダギーはおやつです)

甲府南インターから国道358号線を経て精進湖を目指す。途中にはオウム真理教事件で有名になった上九一色村がある。今はすっかり落ち着いているこの村はもうじき二つに分離して、どこかと合併するのだそうだ。

そして精進湖に到着。富士五湖巡りの始まりである。精進湖は周囲わずか4kmと富士五湖の中ではもっとも小さい湖であるが、その景観は東洋のスイスといわれ早くから海外にも紹介された。晴天に恵まれて湖の向こうに臨む富士山は美しい。

西湖畔にて

青木ケ原を抜けて、次は西湖へ到着。精進湖とは少し景色が変わるが富士山はでーんと見えている。実は、管理人はこれほどまじまじと富士山を見たのは初めてである。日本のシンボルといわれても、やっぱり北アルプス連峰の方がかっこいい!と思っているほうなのである。
けれど、周りに大きな山がないのにこんなに高い山が一人ぽつんとあるというのは本当に不思議。

西湖は周囲が10km程度。先の精進湖、本栖湖と地下で繋がっているといわれている。そんなわけで湖ではあるが、国土交通省の看板には二級河川と書いてある。

芦ノ湖

西湖から河口湖、山中湖周辺は富士山観光のメッカでありこの日も周辺の道路は車が多い。特に富士吉田から御殿場の間は車が多くて走りにくいが、ここまで来たからには河口湖、山中湖の湖畔までだけでも見ておこうと行ってみたけれど、にぎやかな観光地といった印象のみ。

御殿場を過ぎれば箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインとワインディングが待っている。道幅の狭いところもあるが車は少ないし曲がっているし、時の経つのを忘れてコーナーを満喫する。

あっという間に、芦ノ湖スカイラインを走りきって国道一号線に出てしまう。ここから伊豆スカイラインを目指すかどうか少し迷う。時刻は4時を回っており、とても下田までは往復できそうにない。いい加減な決め方で清水に宿をとったことを少し後悔するが後の祭りである。仕方なく、今日は西伊豆へと向かい夕日に染まる富士山を見ようというプランに変更することに。

瞽女展望台にて

国道1号線は三島市内に入るとだんだん混みだしてきた。途中のガソリンスタンドで給油すると、そこのお兄ちゃんがCBXを珍しそうに眺めている。彼に言わせるとこんな古いバイクでも結構人気があるということだ。そういえば、前に東北へ行ったときも十和田湖畔で若い子がおんなじ様なことをいっていたなーと思い出す。
そのうち、お宝鑑定団にでも・・・と考えてしまう管理人であった。

国道1号線から136号線へと別れても一向に車は少なくならない。おまけに大きな観光バスが多く、道幅はもともと狭いところへ無理して歩道を設けているので、スリ抜けもできない。このままでは、土肥まで行こうというプランもままならない。
やむを得ず、修善寺から戸田村へ抜けることにする。途中の道は車も少なく快適なワインディングが続くが、とても寒い。途中瞽女(ごぜ)展望台で休憩。ここにはかわいそうな瞽女の物語があるらしく供養塔が建っている。おさい銭を入れて安全祈願。

夕焼けの富士山

戸田を過ぎて海岸線に出ると道路は一気に狭くなる。けれども、こういった道の方が旅の風情があって好きなのはバイク乗りの習性。ようやく、夕日に染まる富士山に間に合った。

何とか所期の目的を達成して後は宿に向かうのみ。と思うが伊豆長岡町から沼津市内はまたもや渋滞である。今まで管理人が関東に足を向けなかった理由の大部分はこの渋滞がいやだったからなのだが、やはりその通りだった。
途中でカツ丼を食べたり、道に迷いながら清水市の宿に着いたのは21時30分ごろ。シャワーを浴びて、ビールを引っかけて夢の中へ・・・。

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