アメリカ・メキシコ
アムトラック サン・ディエガン号サン・ディエゴ・トロリー
メキシコ・ティファナ

1998年1月
アムトラック784列車 サン・ディエガン号サン・ディエゴ行き。
この列車で、留学生君の最寄り駅、アーバインへ。
サウスウエスト・チーフ号で、出会った留学生君宅へ泊めてもらう約束をしていたので、
夜、サン・ディエガン号で、アーバインへ。
次の日、留学生君が、サン・ディエゴ方面に用事があるからとのことで、車でついでに、サン・ディエゴまで送ってもらった。(途中の、ガス・スタンド前で。)
サン・ディエゴ
 この街は、近代に入り、米軍太平洋艦隊の主要基地として、発展した都市。けど、歴史は古く、カルフォルニア発祥の地でもある。
 観光でも、サン・ディエゴ動物園やシーワールドなどが有名。
 街を歩けば、都会のごみごみした雑踏の無い、気持ちの良い街。
サンタ・フェ駅。ここで、留学生君と別れる。
779列車 サン・ディエガン号サン・ルイス・オビスポ行き。
この列車が、何かは不明。
整備されたきれいな街並みを、トロリーが行く。
サン・ディエゴ・トロリー
 バスと同じMTSが運行するトロリーで、イースト(オレンジ)・ラインとサウス(ブルー)・ラインの2系統がある。車両は、真っ赤。
 ティファナへ行くのは、サウス・ラインで、終点まで行く。 
サンタ・フェ駅の向かい側から、出発する。トロリー、Sun Ysidro/Tijuana行きで、ティファナへ向う。
しばらくすると、郊外へ。
トロリーは、ひたすら南へ。
並行して、メキシコへと延びる貨物線が見えたりもする。

やがて45分ほどで、国境手前の終点へ到着。
少し歩くと、そこはもうメキシコとの国境。
国境の川に架かる橋から、ティファナの街を見る。
メキシコに入るには、特にパスポート・チェックなし。
ティファナ
 サンディエゴの南25kmのところにある、メキシコの街。気軽にメキシコ情緒が味わえ、安い革製品や銀細工が手に入る。
 メキシコへの入国は、72時間以内で、国境から100マイルを越えないなら、ツーリスト・カード無しで入国できる。
こちらは、アメリカ側。
さっきまでのアメリカとまるで、違うので、ビックリ。
各店からは、「チョトマテ」「チョット、センセイ」「トナリタカイ、チョットミロ」
「ホトンド、タダ」「シャシン、シャシン、ヤラシー、ヤラシー」。
と日本語で、声がかかってくる。
やっぱり、ここはアメリカとは違う。

けど、国境の街だけあって、アメリカナイズされているらしい。
本当のメキシコを体験するには、もっと奥へ行く必要がある。
帰りにメキシコ側から、国境の碑を何気なく撮った。
国境ギリギリまで、露店を並べている。
一歩アメリカ側へ入ると、カメラを仕舞うよう注意された。
アメリカ側の、イミグレーション。
帰りは、アメリカの簡単なパスポート・チェックがある。
再び、サン・ディエゴ サンタ・フェ駅へ戻ってきた。
画像は、コースター645列車 オーシャンサイド行き。
ここでも、コースターという近郊列車が、運行されている。
運営は、トロリーと同じMTS。1路線のみの運行。
アムトラック 585列車サン・ディエガン号
この次の、サン・ディエガン号で、アーバインへと戻る。
そして、19:45発のアムトラック 585列車 サン・ディエガン号で、
再び留学生君ちへ向うため、アーバインへ。
私は、窓際の席に陣取る。
私の隣には、メキシコ人風の男性が座ってきた。
また、通路を挟んで、向かい側の席には、その男性の知り合いらしき男性が座った。
席は、満席で出発。

隣の男性と、少し言葉を交わしながら、乗っていると。
途中、Sen Juan Capistranoという駅でずいぶん長く停車、
すると、警官が乗ってきた。
「なんだろう?」
すると、こともあろうか、私の席の隣に座っていた。
メキシコ人風男性になにやら、話し掛けてきた。

「???」

すると、なんと男性が連行されていく。

「!!!」

連行される際に、警官は私を指して、
「こいつは?」と

「!!!!!!」

メキシコ人風の男性が「この人は、違う」
と言ってくれてので、
何事も無く終わった。

その後、通路の向こう側の男性と、顔を見合わせて、
(心の中では、「お前も仲間ちゃうん」と思っていましたが…)

「ホッ」

どうも、密入国者のようだった。
アーバインに到着。
写真を撮ったら、私服の取締り官がいたらしく、怒られました。
その後、留学生君と合流。
それにしても、留学生君にはずいぶんとお世話になりました。
ありがとうございました。

アムトラック〔全米旅客鉄道運輸公社〕公式ホームページhttp://www.amtrak.com
サン・ディエゴMTS公式ホームページhttp://www.sdcommute.com/index_frame.htm

アムトラック サウスウエスト・チーフ号の旅