タイ 北本線 (〔スコタイ〕ピツァヌロ-ク〜バンコク間)の旅
1997年2月
スコタイ遺跡
 バンコクから北へ約360km、14世紀に栄えた、タイ族最初の独立国家、スコタイ王朝の都の跡。現在のスコタイの町からは、西へ12kmほど離れたところにあり、公園として整備されている。
池の小島に浮かぶ、ワット・スラシー。
ワット・マハタート。
185基の塔、18の聖堂からなり、王室寺院としての役割を果たしていた所。すぐ東側に、宮殿があったと推定されている。
このバスで、夜も明けきらないスコタイから、ピツァヌロークへ。
そして翌朝。
田園を走りぬけ、ピツァヌローク駅に到着。
駅構内に入ると、8:50発のスプリンター902列車バンコク行きが、停車中だった。
タイは、仏教国。いたるところで、僧侶の姿を目にする。
留置中の客車列車。
構内のはずれには、2機の機関車が休んでいた。
駅構内の露店で、朝ごはんを済ませ、日本人の女の子2人組がいたので話をしてると、
列車が入線してきた、今日乗る列車は、客車だと思っていたが、
日本製のディーゼル気動車が入ってきた。

ラピッド54列車デンチャイ発バンコク行き。
タイの列車
 タイ国鉄には、電化区間が無いので、現在の主役車両は、ディーゼル気動車と機関車+客車。
 列車種別は、上からスプリンター(超特急)、スペシャル・エクスプレス(特急)、エクスプレス(急行)、ラピッド(快速)、オーディナリー(普通)、ローカル(各駅停車)とある。
 タイ国鉄の車両は、どれも前面が、黄色に統一してある。これは、踏み切り事故を防ぐための、警戒色。
この列車は、2等車、3等車からなる編成。
今回は、2等車のエアコン付きに乗車した。
すると、この車両、
窓は開かないし、
窓は日よけのフィルターが入って、車窓は青い世界。
おまけに、窓が汚れている。

というわけで、写真も撮れず、
9:00にピツァヌロークを出発してから、ただ座っていただけだった。
しかも、途中から座りすぎで、お尻が痛くて痛くて…。

車窓としては、ほとんどが平坦な田園地帯。

ラピッド54列車は、ほぼ定刻どおりで、走ってきたが、
バンコクの手前に来て、徐行、停車が多くなり、
結局、定刻の15:20より1時間近くの遅れとなった。
バンコクに到着した、ラピッド54列車。
タイ鉄道の中心駅、バンコク・ファランポーン駅の駅舎。
ファランポーン駅から徒歩10分ぐらいのとこにある、ワット・トライミット。ここにある仏像は、純金!!時価120億円といわれる。
ワット・ポー
定番の観光地。ここのリクライニング・ブッダ(涅槃仏)は、一見の価値アリ。とにかくでかい。タイでも、1位・2位を争う大きさだとか。
ワット・プラケオ
こちらも、定番の観光地。ここには、エメラルド・ブッダがある寺院。エメラルドと付くが、実際はヒスイだとか。けど、タイ国王自らが、衣服を取り替えるほどの、権威ある仏像。(撮影禁止)
タイ国鉄公式ホームページhttp://www.srt.motc.go.th/httpEng/
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バンコク鉄道めぐり