世界の列車旅
中国 早朝のハルピン駅撮影とハルピンの夜景+ちょこっと黒龍江省の旅
2005年9月
 仕事で黒龍江省ハルピンに滞在する機会に恵まれた。これは、少しでも空き時間を見つけて列車の撮影に行かないことには、列車好きの私としては悔いが残る。眠い目を擦りながらハルピン駅へ向かった。
 ハルピン駅といっても、中国の場合鉄道の撮影は原則禁止。そのため、日本のように駅のホームで自由に撮れるわけでもない。そこで、インターネット上で目をつけておいた霽虹橋(さいこうばし)という陸橋から撮影を試みた。
5:28  まず最初にやって来たのが東風11型ディーゼル機関車。機回し中のため、この位置で暫らく停車。その後、駅方面へと転線して、戻っていった。
その後、しばらく列車が来なかったので、反対側へ回ってみることに。
5:39 しばらくして、ハルピン東方面から、東風22型に引かれた列車がやって来た。
5:48 再び元の位置に戻ってきてやって来たのが韶山9G型電気機関車。これも機回し。
5:50 こちらも機回し東風4D型ディーゼル機関車。
5:55 最初に撮影した東風11型に引かれてハルピン駅を濱洲線列車が出発。客車は25Z型客車。
5:59 快速と思われる哈佳線列車がハルピン駅に到着。
6:04 右の影から突然やって来た貨物列車。東風4型が石炭車・タンク車を牽引。脇をくっ付くように同じく東風4型が単機でやって来る。これも機回し中。
6:05 単機の東風4型はこの位置で停車。長編成の貨物列車は、まだまだ隣を通過中。
6:06 快速ハルピン東行き?。
6:19 少し間が空いて韶山9型がやって来た。そして、定位置で停車。
6:21 そして、来るわ来るわで3機並びました。
6:24 東風4D型+25B型客車の濱洲線の快速?と同じく東風4D型単機の脇を通過。
6:27 韶山9G型が現れ、休憩。
6:32 東風7C型機関車が現れた。
6:33 その直後に、その脇をハルピン東行きの快速が出発。
6:39 もうそろそろホテルへ戻らないといけないので、撤収するつもりで、陸橋の反対側を通って帰ろうとしていると、濱洲線チチハル方面から列車が突然やって来た。そして慌てて撮った一枚。
 ここが撮影場所。この霽虹橋(さいこうばし)は、ハルピン駅の北東に位置した満州時代に建設された陸橋。ロシア風の欄干が綺麗で、その鉄格子の隙間からレンズを突っ込むことができる。光線状態は、朝が順光だが、早すぎると私の時のように、建物の影が伸びてしまう。
 あとは電化区間のため、架線が張り巡らせてあり、うまく処理する必要がある。
 また、中国では全土で北京時間を採用している関係から、日の出の時間は北京の日の出より、約2時間早いことを計算に入れておいた方が良い。
 車両では、このページ掲載の客車列車や貨物に加え、近年登場したDMU北亜型も撮ることができる。
ハルピンの市内交通
 現在、ハルピン市内の公共交通機関は、バスと一部区間走るトロリーバス、あとはタクシーに限られている。最近、トラムが復活したという情報だが、私は確認できなかった。 また、地下鉄を計画中で、中ソ国境紛争時代に作られた市内のシェルターを利用する予定という。
(帰国後、画像掲示板へMAKIKYUさんより情報を頂きました。それによると、トラムは児童公園の近くのわずかな距離で、ポールは飾り物で、動力はディーゼルとか。公共交通機関というよりも、観光用みたいです。)
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ハルピンの夜景
ハルピンの観光を日中に少しできる予定だったが、時間が押しに押し、結局ハルピンの夜景巡りのみとなってしまいました。しかし、ロシア風建築が数多く残る町並みをライトアップすると綺麗なもんで、なかなかこれだけでも満足。
ソフィア聖堂。手前の池は昼間は噴水が出てるらしい、けど夜は水鏡になって綺麗。
ちょっと角度を変えて。
こちらは、ハルピン一のおしゃれな街、中央大街。ロシア風の建物が並び、夜にはライトアップされている。
こちらも中央大街の一角。
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黒龍江省内の牡丹江と鏡泊湖へ
チャーターバスに揺られること片道6時間(直行した場合)、今回の目的は観光視察ということで鏡泊湖へ。途中、昼食でなかにし礼さん原作の「赤い月」で有名になった牡丹江へ立ち寄り、その後鏡泊湖へ。
牡丹江市内を走行中に渡った牡丹江駅西側の陸橋から駅構内を見渡せる。残念ながら、ここはバスで通過したのみだったが、撮影地としては手ごろで、良さそう。
こちらが、鏡泊湖牡丹江から南へ約100km、牡丹江市の由来になっている牡丹江の川の上流が火山の溶岩によって堰き止められ誕生した中国最大の堰止湖。ただし、堰き止められたのは、はるか昔の話で、今ここには活火山も温泉も無い。ちなみに中国語読みするとチンポー湖。
特に中国人にはこの鏡泊湖は有名で、ケ小平や胡錦濤も静養で滞在したという。また中国有名企業の保養施設も多く、中国の箱根といったことろかな?
濱綏線治山付近?。峠越えをする貨物列車が、ハルピンへ戻るバスの車窓から見えた。
こちらもハルピンへ戻る途中に、バス車内より撮影。帰国後、該当列車を探した結果、K631次 快速牡丹江行きと思われる。車両は東風4D型+25G型客車で、場所は濱綏線魚池付近かな。バスは国道301号線を走っていた。
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