オランダ アムステルダムのトラム&メトロで街めぐり
2003年9月
イギリス留学も終わり、日本へ帰国する前に、ヨーロッパ鉄道旅行へ妻と共に出発。
旅費節減の為、ドーバー海峡越えは安いユーロラインを利用することとなった。
最初の訪問地はアムステルダム。
アムステルダム
 アムステル川をせき止めてできた町なので、アムステルダムと呼ばれるようになった。現在オランダの首都だが、政治の中心はデン・ハーグにある。経済的にはオランダの中心都市にもかかわらず、市内には多くの運河が巡らせてあり、のんびりとした雰囲気が漂う。その反面、この街は合法でドラックや売春ができるという点でも有名。それを目的に多くの観光が毎年やって来る。街中では公営の「ゲイ&レズ・インホメーション・センター」なんかも見かけた。オランダ人は非常に包容力のある人達のようだ。
 市内交通は中心部をトラムが行き交い、その周囲をぐるっと回り込むようにメトロの路線が走っている。

 このユーロラインのコーチで昨夜ロンドンを出発。朝アムステルダムのターミナルに到着した。このユーロラインは、ヨーロッパ全域を結ぶコーチ会社。アメリカ・グレイハンドのヨーロッパ盤といったところ?。時間が掛かるが、安いのでバックパッカーなどには人気がある(意外と日本人には知られていないけど)。
 今回のドーバー海峡越えはフェリーだったが、パリ〜ロンドン間の路線などは、ユーロトンネルをバスごと列車に乗って、トンネルを潜る。
 アムステルダムのユーロライン・ターミナルは、南郊外のアムステル駅に到着する。画像の後ろに写っているのがアムステル駅のホーム。

51番ラインの列車で、アムステルダム中央駅に到着。列車は一部路面区間を走るため、小型車。これ以外に、53、54番ラインは普通の電車が使用されている。
この後、安宿探しに、
安いホテルが何とか見つかったものの、
時間が早く、まだチェックインができないとのことで、
ちょっと時間つぶしに近所でコーヒーでも飲もう、ということになった。
そこでカフェに入ったところ、何か様子がおかしい。
そうオランダでカフェといえば、ドラックを出してくれるところ。
知らなかった…。
そんな気は無いので退散。

時間になり、ホテルへ戻りチェックインの手続きをしていると、
数人の若者グループがチェックイン同じくチェックイン手続きを始めた。
ファンキーな宿オーナーのおっちゃんが「アムステルダムには、何しにきたんだ?」と尋ねると
その一人が「もちろんドラッグさ!!。」

裏社会での会話なら理解できるが、
堂々とこんな話ができるこの国もすごいもんだ。

さて、少し休んで街へ出掛けることにしよう!!

黄色いトラムが街中を行く。現在、白とブルーの塗り分けの車両が増えている。

このアムテルダムのトラムの特徴として、系統番号の隣に、必ずマークがついている。これは系統ごとに違う。これは、多くの外国人を受け入れてきたため、ローマ数字が理解できない人のために付けているのだろうか?

雨は降ってないが、どんよりとした天気。まずは遊覧ボートで市内見物。

夕方になって雲が薄くなってきた。明日は晴れ?

予想通り次の日は気持ちの良い快晴!


「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクの家。内部はそのまま残されていて、アンネとその家族が隠れ、暮らした2年間の生活を窺わせる。

天気が良く運河の町並みが美しい。


17番トラムがやって来る。

オランダは、平たい土地の国なので自転車が非常に多い。

今日は、休日なので旧型トラムが運行されていた。朝は天気が良かったのに、曇ってきた。

王宮とその前に広がるダム広場。元々タウンホールとして建てられた建物の中には、裁判所なども残っている。その後19世紀初めにフランス皇帝ボナパルトにより王宮として接収され、現在は迎賓館として使われている。

ダム広場には、大道芸人や人形芝居が集まっている。
ダム広場前を行く24番トラム。

中央駅前に戻ってきました。駅前からは、多くのトラムが発着している。

中央駅を出てくると、左手に大きく見えるのが、この聖ニコラス教会。
日暮れまで少し時間があるので、
トラムに乗って南の方まで行ってみることに。

で、4番トラムでやって来たのは、ライ駅。

入線してきたのは、メトロ50番ライン。

今度は、51番ライン。この電車で中央駅に戻る。

 日暮れまで待っていたのは、ここを覘いてみようと思っていたため。その場所は、世界唯一の合法売春が可能な飾り窓地区。やはり夜にならないと、面白くない。夫婦二人で見物に行ったが、他にも物珍しさ見たさで女性の観光客も多く、違和感は無かった。けど、夜が更けるにつれて男ばかりになってくるようだった。
 大きな窓のある小部屋が道際に並んでいて、その窓際で客待ちをする娼婦は、なんとも厳つい女性が多かったような気がする。カーテンが閉まっているのは、お仕事中ということ。

アムステルダム中央駅