|
 |
イタリア ICNマルコ・ポーロ号の旅
ヴェネチア(メストレ)〜ローマ間
2003年5 ・6月 |
イギリス滞在のビザが6月いっぱいで切れるので、ビザを延長手続きを兼ねて一旦外国へ出国することにした。行き先は、料理がおいしく(イギリスの料理に嫌気がさしていたので、かなり重要なポイント)、観光地も多いイタリア。私自身一度訪れてはいるが、バスで駆け抜けただけで、「もう一度じっくり」という思いが強かった。そこで1週間ホリデーを取って出発。
そこへ妻と一緒に出発したのは、5月最後の日だった。 |
インター・シティー・ナイト(ICN)
イタリア国内のみを走る寝台列車。
マルコ・ポーロ号
有名な冒険家マルコ・ポーロの名前を名付けられ、ウディーネ、トリエステ〜ヴェネチア〜ローマ〜ナポリ間を走る寝台列車。イタリアとスロべニアの国境の町トリエステとその近くのヴェディーネから出発しイタリア半島を横断、南部の中心地ナポリへと向かう列車。 |
|
ヴェネチア・サンマルコ空港着陸直前に見えたヴェネチアの町。この町には最後に戻ってくるとして、今夜は陸地側のメストレ駅から夜行列車でローマへと向かう。 |
|
|
|
入国手続きをして、ヴェネチアに向かわず、ヴェネチアの玄関になるメストレ駅へと向かった。この駅からしか寝台が取れなかったためだ。
空港から路線バスに乗ったのだが、料金の払い方がわからない、隣に座っていたイギリス人カップルに聞くと「乗る前にチケットを買った?」聞かれ、「買ってない」というと「いいんじゃない」という答え。
バスは30分ほどでそのままメストレ駅に、無賃乗車してしまった。 |
|
|
|
駅について列車の時間までたっぷり3時間ほどあるので、駅前で腹ごしらえをすることに。
駅前はホテルが集まっているが、ちょっと外れにあるバーとレストランが合体したような店に入った。この旅最初のイタリアン。ボンゴレを頼んだら、これがうめ〜!!この旅はよい旅になりそうだ?(単純な私でした)
|
|

23:40ごろ、ヴェネチア・サンタルチア発ICN777列車マルコ・ポーロ号が、E402A型電気機関車に牽かれて7番ホームに到着。その10分ほど前から、反対側6番ホームにトリエステから来た同じくマルコ・ポーロ号が停車中。 |
|

やがて機関車は、トリエステからの客車と連結する為に、ホームを離れていった。隣の機関車は、まったく別の回送列車。 |
|

2本の列車は1本にまとめられて、ローマ・ナポリを目指す。 |
|
この列車は、ロンドンで予約をしてきたのだが、最初ヴェネチアのサンタルチア駅から乗りたいと伝えると、取れないと言われ、仕方なくこのメストレ駅からの乗車になった。しかも安い2等の予定が、1等しか空いていなくて…。
この状況から考えると、トリエステからの列車に自分たちの寝台があると思っていた。
ホームに突っ立ってた車掌に聞いてみると、サンタルチアからの車両に我々の寝台があると言う。
どうもこの状況は納得いかない。どうしてサンタルチアから取れなかったの?どういう予約システムになっているんだろう?いまだに、発駅ごとに席が割り振られているんだろうか? |
|
1時間ほど前から空が時々光る。雷のようだ。
それが出発時間が、近づくにつれて雷鳴が聞こえるようになり、
出発直前から大粒の雨が降り出した。
そんな中、0:16予定通り出発。
1等寝台といえども、車両は古い。
その代わり、2等との行き来は出来ず。
セキュリティーは、大丈夫そうだ。
疲れていたので、すぐに休む。
|
|
翌日
揺れて、殆ど寝られないまま朝を迎える。
5:30
カーテンを開けると、すでに明るくなっている。
広々とした牧草地帯を走行している。
車掌が目覚めのコーヒーを持って来てくれる。
昨日乗り込む前に、紅茶かコーヒーか聞かれていたのだ。
これが1等に乗っているのを意識した唯一の瞬間だった。
|

|

列車は速度を落とし、ゆっくりと大きな駅へ。建物も大きく、大都会ローマに近づいたことがわかる。 |
|
と思いきや!
その大きな駅が目的地ローマ・ティブルティーナ駅だった。
ローマ郊外でなくて、すでに中心部近くまでやって来てたんです。
予定より早く着いたので…。
|

|

牽引機は昨日と同じ。この列車は、このまま中心部のテルミニ駅には行かず。そのままナポリを目指す。 |
|

ホームの反対側には、ALe801系EMUが停車中。 |
|
|
ローマ〜ナポリ間 ENの旅 |
イタリア鉄道公式時刻表サイトhttp://www.trenitalia.it/
   
|
|
|