死刑は非

酢谷琢磨

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 先日千葉法務大臣は死刑執行を認可し、大臣立会いの下で執行させたとのこと。これはCNNニュースでも報じられるほど国家が行う蛮行であり、 大国で死刑が執行されているのは日本と中国くらいのものなのであろう。死刑廃止は世界の趨勢である。しかしながら、無差別殺人等で無関係 な親族が殺された遺族の立場を考慮すると日本で死刑が存続されてきた理由も分からないではない。死刑を廃止して無期懲役の刑に処しても恩 赦があり、刑期は極端に短縮されるらしい。そこで、次の2点を提案したい。@刑法を改正し、死刑を廃止し、刑期を米国並みに200年、 300年の長期間可能に変更する。A死刑を廃止し、無期懲役等の刑期を現行通りとするが、恩赦の対象と対象外を指定し、凶悪犯の場合これ を短縮させない。前者は刑法改正が煩雑であろう。当面は後者で試行してみては如何だろうか。
Last updated on Jul. 31, 2010.
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