浅田真央選手の低得点を提訴しよう!
酢谷琢磨
バンクーバー冬季オリンピックで女子フィギュア・スケート浅田真央選手がトリプル・ア
クセルを2度決めたにも拘わらず、銀メダルに終わった。これまでのマスコミ報道を見た
り、聞いたりしていると、何も偏執的愛国心で浅田真央選手を応援せよとは言わないが、
韓国のキム・ヨナ選手のインタビュー、並びに韓国人のインタビューを報道し、ひょっと
すると日本のマスコミはキム・ヨナ選手をも応援しているかの印象を与えていた。男子フィ
ギュア・スケートではロシアのプルネンコ選手が4回転ジャンプを決めたのに、やはり銀
メダルに終わり、不満を表明し、提訴したとの事。これに対して、日本スケート連盟およ
び、浅田真央選手が、不満表明したとは聞いていない。戦後の日本人は軍国調から脱却し、
ライバルをも讃える中立的姿勢を強要された結果、マスコミは他国選手にもアドバンテー
ジを与える報道をし、スポーツ連盟と選手は競技に対する毅然たる態度を欠くようになっ
てきた。紳士淑女としては良いのだが、闘争を趣旨とするスポーツの世界では物足りない。
中国、韓国とのメダル争いに遅れをとる原因はここに有るのではないだろうか。
Last updated on Feb. 27, 2010.