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BGMについて(星めぐりの歌)

BGMに採用できそうな、星に関係があり、著作権の切れている歌を探していて見つけたのが、宮沢賢治の「星めぐりの歌」である。宮沢賢治は没後50年経っているので、著作権は切れているはずである。

「星めぐりの歌」は宮沢賢治の童話「双子の星」に出てくる。 この中でチュンセ童子ポウセ童子が星めぐりの歌に合わせて銀の笛を奏でる、という話が出てくるそうだ。 歌詞もこの童話の中に出てくるとのこと。実は私はこの童話を読んでいない。 曲も宮沢賢治の作のようだが、宮沢賢治が歌っていたものを周囲の人が採譜したものらしい。 その楽譜が、“全集”などに載っているようである。 このホームページのBGMは、全集に載っている楽譜を元に私が作成したMIDIである。 なお、1番と2番では楽譜が少々異なるが、BGMは1番だけである。 私は文学ファンあるいは宮沢賢治ファンではないので、これ以上あまり詳しく調べなかったがいい曲だと思う。 「星めぐりの歌」で検索をかければ色々なホームページが見つかるので、詳しく知りたい人はそれらを見つけて欲しい。

下に歌詞を載せたが、星座に詳しい人が見ると、「でたらめではないが、正確でもない」と思うのではないか。 出てくる星座・天体は実際にあるものである。けれども、少々おかしいと思う点がある。 「大ぐまのあしをきたに五つのばしたところ」というのは、北斗七星による北極星の見つけ方を思い浮かべる。 しかし、これはおおぐま座で言えば足ではなく背中のあたりから伸ばすことになろう。 また、「そらのめぐりのめあて」は北極星と思われるが、北極星はこぐま座のひたいではなく、尻尾の先の星である。 まあ、細かい部分は気にしないとして、こういう「天文と文学の接点」みたいなものにも、時々目を向けたいと思う。

2001.6.20


あかいめだまのさそり
ひろげた鷲のつばさ
あをいめだまの小いぬ
ひかりのへびのとぐろ
オリオンは高くうたひ
つゆとしもとをおとす

アンドロメダのくもは
さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに
五つのばしたところ
小熊のひたいのうへは
そらのめぐりのめあて