部分日食その2
2002年6月11日に見られた部分日食の時間経過です。太陽が欠け始めたのが午前6:42頃、欠け終わったのが8:44頃のはずですが、最初と最後は雲に覆われてしまい、あまり見られませんでした。しかし、最も大きく欠ける頃には雲が少し薄くなり、その様子を見ることが出来ました。
日食は、月が太陽を隠す現象です。すなわち、太陽の手前を月が通り過ぎて行きます。下の写真を順に見て行くと、月が右上から左下に向かって動いていることが分かるでしょう。
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時刻 7:05 雲が少し薄くなり、太陽が見えました。太陽の右側が欠けています。 |
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時刻 7:12 先ほどより大きく欠けています。雲の切れ目にちょうどうまく当たったようです。黒点もよく見えています。 |
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時刻 7:15 また少し雲が多くなりました。だんだんと欠け方が大きくなっています。 |
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時刻 7:24 さらに大きく欠けています。太陽の下の方に見えている黒点を目印にすると、欠け方の変化、つまり月が移動していく様子が分かるでしょう。 |
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時刻 7:27 月の縁が黒点にだいぶ近づいてきました。 |
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時刻 7:29 月の縁が黒点に接しています。 |
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時刻 7:34 目印にしていた黒点は見えなくなってしまいました。代わりに、太陽の右の方に別の黒点が現れました。先ほどまでは月に隠れていたものです。これ以降は、この黒点が良い目印になります。 |
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時刻 7:37 月の縁が黒点から少しずつ離れて行きます。 |
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時刻 7:41 月の縁が黒点からだいぶ離れてきました。欠け方としては、この頃が一番大きく欠けています。 |
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時刻 7:49 雲が多くなってしまいました。欠け方が少し小さくなってきました。これ以降はまた雲に隠れて見えなくなってしまいました。 |
- ●共通データ
- 埼玉県 大利根町にて撮影
- カメラ:ニコン COOLPIX990
- 望遠鏡:ペンタックス75EDHF-2(口径を約50mmに絞る)
- 拡大用アイピース:ミード スーパープローセル32mm
- 赤道儀:ビクセン・SP