解説 〜オリオン座〜
星座は全部で88個あります。そのうち最も有名で、目立つ星座がオリオン座でしょう。好きな星座を尋ねられたら、オリオン座と答える人も多いと思います。オリオン座は明るい星が多く、大変分かりやすい形をしています。しかし、オリオンの腕が上(北)や右(西)に伸びていることに気が付いていない人も多いのではないでしょうか。
この写真は、ハリソンというメーカーのディフュージョンフィルターD3という、“にじみフィルター”を使っています。写真にはたくさんの星が写るので、フィルターを付けずに写真を撮ると星座の形が分かりにくくなります。フィルターを使って明るい星をにじませることで、星座の形が分かりやすい写真が撮れるのです。
- 茨城県 里美村にて撮影
- 2001.1.1 22:40:00〜
- 8分間露出
- カメラボディ:ニコン NewFM2
- レンズ:Aiニッコール 50mm F1.4→2.8
- フィルム:コダックエクタクロームE200(+1増感現像)
- 赤道儀:ビクセン・SP(ノータッチガイド)
- ※ハリソン社製ディフュージョンフィルターD3を使用
(注)
この写真が雑誌「星ナビ」に掲載されたのですが、掲載された時の編集部のコメントには「アルデバランを画面に収めるためにやや無理をしたのか、少し窮屈な構図になってしまいました」と書かれています。しかし、私の意図としては、オリオンの腕の部分まで画面に収めようとしたものです。この意図は応募用紙に記載しなかったので、勘違いされたのでしょう。