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しし座流星群その1

しし座流星群の大出現 しし座とかに座の星座線 しし座流星群の輻射点を示す図

このボタンで星座線などを表示できます。

2001年11月19日の早朝に、しし座流星群が大出現しました。午前3時から3時30分の間頃が出現の一番のピークだったようです。山などの空の暗い所では、ピーク時には1分間に数十個、1時間当たりに換算すると数千個の流星を見ることができました。このように大量の流星が流れる現象を「流星雨」(りゅうせいう)と呼ぶことがあります。日本でこれほどの流星雨が見られたのは数百年ぶりとも言われています。(外国では、1966年のアメリカや1999年のヨーロッパなどで見られたことがあります。)

「○○座流星群」という言葉を聞くと、○○座に流星が流れると思いがちです。しし座流星群ならば、しし座を見ていれば流星が見られる、そう思う人が多いでしょう。しかし、そうではありません。○○座のある一点から放射状に流星が飛び出るように見えるのです。しし座流星群であれば、しし座のある一点から流星が飛び出てくるように見えるのです。しし座の方向から出てくるように見えるのであって、しし座以外の星座にも流星が流れます。もちろん、しし座にも流れます。この流星が飛び出てくるように見える一点を輻射点あるいは放射点と呼びます。この写真のようにたくさんの流星が写ると、それらが輻射点から飛び出てくるように見える様子が良く分かります。