しし座流星群の痕
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明るい流星が流れた後に、もやもやーとした雲のような、あるいは煙のようなものが残る場合があります。これを「流星痕」(りゅうせいこん)、あるいは単に「痕」(こん)と呼びます。
明るい流星であっても、必ず痕が残るわけではありません。普段は明るい流星が見られることも少ないですから、痕が見られることはなお少なく、まして一晩でたくさんの痕を写真に撮れることはほとんどありません。しかし、2001年のしし座流星群ではたくさんの流星が流れ、その中には痕を残す流星もありました。この写真は、しし座流星群の時に撮影した痕の写真の中のうち、比較的よく写ったものです。なお、流星本体はいずれも撮影できませんでした。流星本体は、出現してからカメラを向けても間に合いませんが、痕は、痕がどのくらいの時間残っているかにもよりますが、急げば間に合う場合が多いのです。
- 長野県 八千穂高原付近にて撮影
- 2001.11.19
- カメラボディ:ニコン F
- レンズ:ニッコールP 105mm F2.5→2.8
- フィルム:コダック ゴールドMAX800
- カメラ三脚による固定撮影
- ※露出時間はいずれも3〜10秒間程度