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解説 〜金星の日面通過 その1〜

2004年6月8日に、太陽の手前を金星が通るという現象がありました。この現象を「金星の日面通過」あるいは「金星の太陽面通過」などと呼んでいます。(ほとんど“そのまま”の呼び方という気がしますが・・・)

「水金地火木土天海冥」という惑星の順番を思い出せば分かるように、金星は地球の1つ内側を回っている惑星です。ちょっと考えると、金星が太陽の周りを1回転するたびにこの現象が起きそうな気がしますが、実際はそうなりません。地球の軌道と金星の軌道の傾きの違いのため、ほとんどの場合は太陽より上を通ったり下を通ったりします。金星が(地球から見て)太陽面と重なるように通ることは大変珍しく、前回日本で見られたのは1874年でした。130年前のことです。次に日本から見られるのは2012年ですが、その次は2117年です。

当日は曇り空だったため、雲の切れ間から太陽が顔を出すのを狙っての撮影でした。なかなか思うように撮影できませんでしたが、少しは写真を撮ることが出来ました。

「水星の日面通過その1」とその解説も参考にしてください。)


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