ラサ (チベット)

成都から飛行機で約2時間、チベットの首都ラサを目指します。チベットに入るためには、入境許可証というものを原則取得しなくてはならないため、ラサに行くまでに少々時間がかかってしまいました。この間に峨眉山に登ってきた訳です。



飛行機の窓の外に目をやると、そこには世界の屋根、ヒマラヤへと続くチベット高原が広がっていました。

空港に降り立つと、そこはいきなり標高3,600メートル。何となく息苦しく、早歩きをすると、あっという間に脈が速くなるのを感じました。















ラサ空港は市内から80km程離れているので、ちょっとしたドライブです。

空はどこまでも澄んでいて、今まで見たこともないくらい、青々としていました。
大気中の塵が少ないため陽射しは強く、冬でも昼間なら上着が要らないくらいになります。


荒涼とした山肌を見ていると、どことなくスコットランドやアイルランドの北の地域を連想させました。












有名なダライラマの居城、ポタラ宮です。到着日は見上げただけでしたが、天高くそびえる姿は、何とも言えません。とにかく、よくこんなものを、こんな所に建てたな、と感心せずにはいられません。

光線が強すぎて、うまく撮れませんでした。
















ラサ市内の岩肌に描かれた、仏画です。
チベットの人たちは、信仰が生活に密接している事を実感します。

ラサの中心の大昭寺の周辺は、チベット各地からやってきた人たちが、巡礼をささげていましたし、どの寺に行っても、巡礼の人たちを見かけました。
















ダライラマの夏の離宮ノルブリンカです。木造の建物に金色の屋根、という今まで見たことのない建物ですが、空の青には金色がよくあいます。

夏にはダライラマはここで政務を行っていたそうです。

チベットの人たちは漢族と違って非常にフレンドリーです。目が合うと微笑んでくれるのはアイルランドやイギリスの田舎と同じです。
ここでも、係員が、にこにこしながら説明してくれました。







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