キルケニー
町に着いた頃はもう日暮れぐらいでしたが、なかなかのホテルを探し当てました。バトラーハウスというホテルで、そもそも城の一部として建てられたそうで、ゆったりとした落ち着きがありました。また、この町はデザインの工房もあるような洗練された町で、町並みもさる事ながら、このホテルの内装もアールデコを現代に持ってきたような非常に心地よいデザインでした。冬という事で部屋も空いているようで、私の泊まった部屋は2ベッドルーム、4ベッドの一人ではもったいない部屋でした。でも、朝食付きで日本円で8千円程でした。朝食も今回の旅では一番よかったと思います。


キルケニー城です。
以前はだいぶ荒れていた時期もあるようですが、現在はよく復元、保存され、ガイドツアーでゆっくりと見てまわれました。
この城の城主の部屋からの眺めが、この町一番の眺めだそうです。
ここも温室をイメージした階段など、城とは思えないデザインの場所もありました。
町中の普通の家のドアです。それぞれの扉が全て違う色をしていて、色合いがとてもきれいでした。
こういう形の扉はダブリンなどでもよく見かける事ができます。

町の一番外れにある聖カネス大聖堂を見上げます。ここにも、グレンダロッホと同じラウンドタワーが大聖堂の脇に立っていて、不思議な景観を造っていました。
ここの塔はなんでも、もとは9世紀に建てられたそうなのですが、14世紀に魔女とその共犯者によって塔に鉛を積む苦行を強いられたそうで、その重さで一回つぶれてしまったそうです。つぶれた後中心を補強して再度造られたそうです。
冬で開いていないところも多く、また周辺にも遺跡が多いようで、また来てみたい町です。
ダブリンへ