ダブリン
恥ずかしながらアイルランド3回目にして初めて首都のダブリンにやってきました。ちょっと駆け足になってしまったのですが、ダブリンの街を見てみたかったのはもちろん、ケルトの文化の一つの結晶である、タラブローチやケルズの書を見てみたかったからです。
タラブローチはじっくり見る事が出来ましたが、ケルズの書は修理中で見られませんでした。また見に来ようと思います。

ダブリンの語源になったリフィ川です。ダブリンとは黒い水という意味だそうで、言われてみれば、黒い川でした。
真ん中に見える橋はハーフペニー橋という名前で、その名の通り昔は渡るのに、ハーフペニーの料金を取ったそうです。今はもちろん、ただです。

この建物は何だと思いますか。なんとアイルランド銀行の本店です。どこぞの誰かの勤めている銀行とはえらい違いです。
というのも、もとはこれ、アイルランド自治議会の議事堂として18世紀に建てられたもの。中は見学が出来るところや、もちろん、一般の銀行の窓口もあります。

夜のオコンネル通りです。道の真ん中が並木があって、歩けるようになっています。両側はアイルランド銀行の本店のような重厚な建物が並んでいました。
左手奥にかすかに見える、道に張り出したイオニア式の円柱のある建物が中央郵便局で、1916年の反英蜂起の際の司令部になったところだそうです。残念ながら時間不足で内部は見られませんでした。

ここは、作家ジェームズジョイスが「ユリシーズ」に登場させたというパブ、Davy Byrne’s。でも、古臭いという感じは全く無く、はやりのパブという感じでした。
ギネスも田舎に比べるとちょっと高めでしたが、おいしかったです。毎日欠かさずギネスは飲んでいましたけど、アイリッシュコーヒーを飲むのを忘れてしまいました。
東京にも支店のあるビューリーズカフェにも行きましたが、本国はあくまでカフェで東京と違ってアルコールがないのが興味深かったです。

これ、何だと思いますか? 答えは猫とネズミのミイラです。ダブリンで一番古い教会、クライストチャーチ大聖堂の地下にあるのですが、19世紀に猫がネズミを追いかけて、オルガンのパイプにはまり、ミイラになって発見されたものだそうです。
私も、よく食い意地がはっていて、失敗をする事があるので、今後はよく注意をしなければ、と教会で急に信心深くなってしまいました。

これがタラブローチです。といっても、当然博物館は撮影禁止なので絵葉書の写真をデジカメで取り込んだので、何となくのイメージしかお伝えできません。が、これが8世紀の物で、しかも、両面とも気が遠くなるほどの細かい金のケルトの文様の細工がされています。
他にもこの時代の物や、遠く4千年以上前の金の細工も展示されていましたが、そんな昔にどうやったらこんな細かい模様がかけるのか、と不思議でたまりませんでした。
タラブローチはダブリンに着いた夕方と、翌日も空港に行く前に再度見に行ってしまいました。
ロンドンへ