8月16日(水)

朝食後は12時の船に乗らなければならない為、早めにホテルを出発。空港の近くである為、朝食は7時からとる事が出来た。

典型的な朝ご飯を食べる。毎日食べているが、もうすぐ食べられなくなると思うとさびしくもなる。


今日は空も晴れていて、海も穏やかだった。



クロフトハウス博物館
一路ラーウィックを目指すが、途中の昔の家を保存しているクロフトハウス博物館へ。昨年ルイス島でみたブラックハウスによく似た造りだった。が、残念ながら開館は10時半から。外側のみ見て廻り、車を走らせる。


途中にも地図上には遺跡があるようだったが、どこも道路上には表示はないため、車を進める。ラーウィックの街に入りかけたとき、左手に大きな遺跡が目に入る。近くには駐車場がなかったが、大きなスーパーのセーフウェイがあったので、取り敢えず停めさせて頂く。



クリッキミンブラッハ
遺跡はクリッキミンブラッハと呼ばれる、19世紀に復元されたものだが、やはり塔状の遺跡で、かなりの規模。ここにも塔の周りに半地下式の住居跡があった。



シャーロット砦
街の中心に行き、クロムウェルが築いたシャーロット砦を見学。現在も大砲が置かれ、港をにらんでいる。木がほとんど生えていない島にあって、この周辺だけは緑豊かな景色が望めた。





ラーウィック市街


街の山側は、大きなお屋敷害になっていた。



オークニーへ向け出航

商店街を散策後、港へ向かった。今日は本当に天気が良く、昨日までのセーターは必要ない。この前の船よりも空いていた。しばらくはまたデッキで過ごすことにした。桟橋では遠くに行くのだろうか、見送りをする一団がいて手を振っている。大きなビデオカメラで撮っている人もいた。出港はいつもいいものである。


しばらくして昼食が始まるよ、とのアナウンス。前回同様カフェテリアで気楽に食べて、その後パブへ。一杯やっていると、カフェテリアで映画のビデオを流すとのこと。内容は、とにかくいい映画、なんておもしろいアナウンスだった。




再びオークニーへ

天気も良く、波も穏やかで順調な航海。予定よりも早く着きそうになり、遠回りではあるが一本岩のオールドマンのところまでぐるっと廻ってくれるサービス付き。

わざわざ船が遠回りしたのが分る航跡。
ここで180度旋回。


















昨日のシェトランドの天気が嘘の様に奇麗な青空でオークニーは再び迎えてくれた。

予定より15分程早く、7時45分頃ストローノウェイに到着。港のそばのストローノウェイホテルに向かう。一斉に乗客が下船するので混むかと思ったが、それほどでもなく、そこのパブでご飯も食べられよ、と案内される。小さ目のシングルルームだったが、海が見渡せる眺めのいい部屋だった。


ストローノウェイホテル
夕食はホテルのパブでおいしく食べる。結構な賑わいで、カウンターで注文しているうちに席がなくなるが、ちょうど空いた席に店員が案内してくれる。
非常においしい食事だった。店員達はみなかわいく、よく働くので、その働き振りをもう少し眺めていたくなり、カプチーノを頼む。これもなかなかおいしかった。

左はスコットランド名物のハギスにチーズをかけたもの。大変な美味だった。右はメインの海の幸とチーズのプラッター。


普段はコーヒーはあまり飲まないが、何故かスコットランドだと紅茶よりコーヒーが飲みたくなる。
ロンドンとはやはり水質が違うのだろう。古くて、落ち着けて、温かいホテルだった。


ストローノウェイの街

食後街を散歩してみる。ここも狭い路地が続き、中世に戻ってしまったような感覚にとらわれた。


道は延々と続いたが、突然、視界が開けた。ちょうど乗ってきたフェリーがアバディーンへ向けて出港していくところだった。月明かりの中の船は非常に奇麗だった。


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