西を目指す

ウォーターフォードを出発し、西の果てディングル半島を目指しました。が、相変わらず遺跡を見つけるとすぐに寄り道してしまいます。
スア川を左手に見ながら上流の方向へ。


スア川沿いの廃虚のグラニー城
 
途中城の廃虚が突然現れます。城の向かいには川が悠然と流れています。


オーモンド城とその近くの廃虚の塔
 
キャリックオンスアという町に城がありました。が、朝早すぎて中はまだ開いていませんでしたが、中世の城と、近代の屋敷が一体化している興味深い城でした。
右はその町の外れの麦畑の中に残っていた塔です。廃虚ながら上まで上がることができました。8月も下旬なので麦は刈り取られ、すっかり秋という感じでした。


カハー城とスイスコテージ
 
さらに西に進んでいくと町の中に突然城が現れました。城の外壁の保存状態も良く、川沿いの堅牢な城でした。
興味深かったのはロンドンのリージェントストリートの弧を描く建物を設計した同じ建築家の建物「スイスコテージ」があったことです。
斜面をうまく使った建物で、実際には3階建てとして機能しています。光の取り入れかたも良く、明るい室内でした。
まるで、家が建っているのではなく、地面から家が生えている感覚でした。


ロックオブキャシェル

スイスコテージにガイドブックでも見かけたことのあるロックオブキャシェルのパンフレットがあり、よく見るとここからそう遠くない場所。
西に行く道からは外れますが、アイルランドを代表する遺跡なので、ともかく向かいました。
近づくにつれ、威嚇するような丘の上の巨大な建築物が目に飛び込んできましたが、間近に見ると、不思議と人を受け入れてくれるような印象に変わりました。

 


 
遠くから見たロックオブキャシェルは、何となく空に浮かぶ城の様に見えました。


ホア僧院跡
 
ロックオブキャシェルの脇にある僧院跡です。
かなりの規模で、丘を下りればすぐに着くかな、と思っていると、かなりの距離を歩く事になります。

しかし、天気が良く、いい散歩になりました。












西へ