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British Rock or Psyche Pop etc...
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CARAVAN CARAVAN

 SOFT MACHINEと並ぶカンタベリー派の重鎮ながらポップに振れた彼ら。レコード会社を移っての1970年の2NDが日本では「キャラヴァン登場」という邦題でしたが、こちらが1968年発表のファースト。

 本作では、PYEの歌による淡々とした叙情的なメロ、DAVE SINCLAIRのオルガンが主体の演奏、それらが霧がかったような過剰なエコーに包まれた楽曲が並ぶ。

 RICHARD SINCRAIRはボーカルを取る曲が少ないが、そのうちの「POLICEMAN」は「IN THE LAND OF PINK AND GLAY」(アルバムでなく曲のほう)の原型ともいえるもの。また、彼らがその後得意とする長い曲はラストナンバーのみながら、PYEが前半を、RICHARDが後半を歌うなど「NINE FEET UNDERGROUND」ぽい。DAVE SINCLAIRのオルガンも彼のスタイル完成前ながら全編目立っており、その後を知っている聞き手からすれば、未完成ながら方向が見えるというファーストアルバムとして充分納得な出来。

 また、サイケ・ポップとしては、ポップなメロが多いながらも、ホーン、ストリングス類の無いアレンジや、厚いエコーが暗めな印象を与えるので微妙なところ。ファンにはおなじみPYE兄のフルートが入る「LOVE SONG WITH FLUTE」は普及点だと思いますが。

 ライナーでは、ISLANDレコードのCHRIS BLACKWELLから、ボーカルが気に入らないがオルガンがTHE NICEのようなので、インストグループなら契約する、と言われたくだりなどは興味深い。(2008/03/02)



THE VERY BEST OF THE VERY BEST OF / THE CASUALS

 1968年の英ヒット、「JESAMINE」(邦題「愛しのジェサミン」)で知られる4人組。アメリカではBRITISH CASUALSの表記で発売され、イタリアでは本国イギリス以上の人気があったという。これは1998年に出たベスト盤でシングル曲に1969年のアルバム「HOUR WORLD」の曲を収録。

 ジャケットを見る限り4人中3人は美形で、きっとアイドル的な人気を博していたのではないかと思われる。曲もローティーンの女の子に受けそうなダラっと甘めだし。そんなティニー・ポッパーなメロディーが、当時のBEATLESのような甲高いホーンや切り込んでくるストリングスでくるまれている。

 米ソフト・ロックのカバーが多いのも特徴。NILSSONの「DADDY'S SONG」はコーダ部分に若干の工夫が見られる。ROGER NICHOLSとPAUL WILLIMASの「SOMEDAY MAN」はストリングス主体のアレンジで、ホーン中心のMONKEESのバージョンとは対照的。ASSOCIATIONがヒットさせた「NEVER MY LOVE」はやや漫然としたカバーで色っぽさに欠ける。「JESAMINE」のB面だった「I'VE GOT SOMETHING TOO」はFLOWER POT MEN やWHITE PLAINSで知られるGREENAWAY=COOKによる華やかな作品。

 「JESAMINE」に続くシングル曲「TOY」はPETER FRAMPTONのいたHERD(のシングル曲)を思わせます。また「LOVE ME TONIGHT」はまるでJIG-SAWの「SKY HIGH」を思わせるイントロで1969年の作品とは思えません。「SEVEN TIMES SEVEN」はスパイ映画「新・黄金の七人7×7」の挿入歌。注目はROY WOODの書き下ろし(?)「CAROLINE」。大した曲ではないけど、まさか作者本人が歌ってるんじゃないかと思うほど、これだけボーカルがROY WOOD風。(2001/06/10)



MATTHEW & SON MATTHEW & SON / CAT STEVENS

 幾つもの素晴らしい作品を残し商業的にも成功したのに、イスラム教に改宗してからは宗教的そして政治的な活動が目立つので、音楽業界から無視されがちなアーティスト。一般的には70年代のSSWの一人として知られている彼の、1967年に発表されたデビュー・アルバム。これは1988年に出たCDで、英米で異なっていた収録曲がすべて収められている。

 ここに収録されているファーストシングル「I LOVE MY DOG」は28位に、セカンドシングルである表題曲に至っては2位を記録し、このアルバムも7位まで上がるという、デビュー早々商業的な成功を収めている。

 収録曲は1966年から1967年初頭にかけて録音されたもの。だいたいの曲はストリングス・ホーン類が被さっているが、ビックバンド風に音圧が高くて、あまりサイケなカラフルさではない。時期的なものか、バックの演奏もR&B色が強い。たまにラーガな感触もある。

 冒頭に書いたように後の「雨にぬれた朝」「白いバラ」のヒットで世間的には有名ですが、彼の独特の歌声や曲作りのセンスは既に確立している。しかも16曲全部自作曲で、デビュー時にはまだ18才だったというのに、才能は隠しようもない。

 アルバムは大ヒットした表題曲「MATTHEW & SON」で始まり、3曲目「HERE COMES BY BABY」はTREMELOESがカバーした曲。4曲目「BRING ANOTHER BOTTLE BABY」はボサな曲。5曲目「PORTOBELLO ROAD」はこれだけ純フォークな作品。8曲目「BABY GET YOUR HEAD SCREWED ON」はDOUBLE FEATUREというグループがドラマチックにカバーしていて、これはコンピシリーズ「THE BRITISH PSYCHEDELIC TRIP」のLPならVOL.4に、CDならVOL.2に収められている。その他9曲目「GRANNY」や15曲目「SCHOOL IS OUT」の巧みな転調が耳に付く。(2002/03/03)



NEW MASTERS NEW MASTERS / CAT STEVENS

 1967年に発表されたCAT STEVENSの「NEW MASTERS」という編集盤のようなタイトルのセカンド・アルバムに、1969年までのマテリアルを追加収録した、1989年に出たCD。このセカンド発表後、1970年に「MONA BONE JAKON」で再び脚光を浴びるまでは結核療養のために活動は控えめだったとのこと。

 貴公子のようなポートレートのジャケットが、その後の彼の歩みを知ると違和感を感じます。内容も彼の優しげな歌声に優雅な装飾を施したサイケ・ポップ風。アレンジやバックの演奏はAL STEWARTの「BEDSITTER IMAGES」にも似ている。ファースト「MATTHEW & SON」と同路線で、独特の歌声で自作曲を歌い上げてますが、バックの音の抜けが良くなったように思えます。P.P.ARNOLDが歌った「THE FIRST CUT IS THE DEEPEST」も収められてます。他の収録曲と違って若干ガレージ風な演奏ですが、この自演バージョンも曲の良さが判る出来です。

 セカンドアルバム以降のマテリアルでは、珍しく泥臭い「IMAGE OF HELL」もあるが、透明なストリングスつきの曲が多い。特に15曲目「THE VIEW FROM THE TOP」〜17曲目「IT'S A SUPER (DUPA) LIFE」はMIKE VICKERSという人のアレンジによる1968年録音分ですが、少々過剰に洗練された音。最終曲の「A BAD NIGHT」のアレンジはARTHUR GREENSLADEという人だけど、この人はIMMEDIATEでTWICE AS MUCH等のアレンジャーART GREENSLADEと多分同一人物だと思う。起伏の多いアレンジ、最後にはテープ逆転という凝った構成の作品。(2002/03/10)



CHIMERA CHIMERA

 女性2人を中心としたグループ。当時未発表ながら、現在ではアンダーグラウンド・フォークの隠れた傑作とよく評されている作品集。1969年と1970年に録音された音源が2002年にTENTH PLANETから10曲入りLPが出ていましたが、それに9曲をプラスして2004年にWOODEN HILLからCD化。

 アルバム本編10曲のうち、半分はPINK FLOYDのNICK MASONがプロデュース。RICK RIGHTも1曲に参加。彼女らは、BEATLESのメンバー同席でAPPLEのオーディションにも参加したこともあり、どういうツテがあったのか、当時のロックシーンの中心近くにたむろしていた人達だったようです。ライナーによるとライブ用メンバーにMICKY FINNという人がいますが、これはT.REXの片割れとは別人だったようです。

 内容ですが、女性2人のハスキーでオドロオドロしい声には好き嫌いがハッキリ分かれそうです。この女声ボーカルを中心にしながらも、当時のアングラなロック・バンドぽいドラム&ベース、その後FLEETWOOD MACに入るBOB WESTONのやや粘着質なギターやORANGE BICYCLEのWIL MALONEによる効果的なオーケストラ・アレンジを随所に織り込んで、しっかりとしたプロダクションとの印象も与えます。当時未発表だったのがもったいないと思えるほどです。後半9曲の「ボーナス・トラック」はアルバム本編の別テイク1曲以外はデモ風のシンプルな弾き語り。そのためあの声がより強調されたディープなアシッド・フォークという感じです。

 キメラとは、ギリシャ神話に登場するライオンの頭とヤギの胴とヘビの尻尾を持つ生物。転じて科学的には、人為的に2個以上の胚に由来する細胞集団から形成された混合種。ともかく、怪しげなジャケやオドロオドロしい声を聴くにつけ、当時のドロドロとしたシーンの片隅に人知れず、だが確実に存在していたこのグループには、このキメラというグループ名が妙にはまってます。(2005/03/20)



AS I AM AS I AM / CHRIS BRITTON

 TROGGSのギタリスト、唯一のソロ・アルバム。私はCD化されるまで存在を知りませんでしたが、キーフ風のジャケからもわかるように、TROGGSでのモンキービジネスな世界から逃避したような、内省的な作品。まるで自分探しの旅先からの音の便り、といった感触です。

 ブラスが活躍したり、ブルース風だったりといろんな曲調がありますが、彼の物憂げなボーカル、フォーキーかつ、ややダウナーなイメージで色彩は見事に統一されてます。休みの日に木漏れ日の中で昼寝したくなる作品。

 出だしの「SIT DOWN BESIDE ME」はやや不穏なフルートに導かれ、ベースがうねりブラスとオルガンが渦巻くが、彼の声質のためかあまり派手には聴こえない。その後は室内楽的ストリングスやスパニッシュなギター、チェンバロがを配した曲が大半を占める。ハープが美しい「WILL IT LAST」、スパニッシュ・ギターが見事な彩りを添える「THAT'S WAS THE TIME」。「MAYBE TIME WILL CHANGE YOU」は間奏でスパニッシュとストリングスが絡むのが聴きもの。「IF YOU REALLY COME」もチェンバロ、スパニッシュ・ギターが優雅。「HOW DO YOU SAY GOODBYE」は室内楽的なストリングス中心。「SLEEP MY LOVE」はタイトルどおり子守唄のよう。「WHY DID I LET YOU GO」はややボサ風味。

 ダルなブルースの「NO SENCE IN FIGHTING」もエレピが美しい。TROGGSとしても発表している「EVIL WOMAN」もこのアルバム調和をさほど乱すほどでも無い。鳥の声が入る素っ気ない弾き語り「LEARN TO LOVE LIFE」で終わるのも見事な着地。(2004/08/08)



HITS/CHRIS FARLOWE HITS/CHRIS FARLOWE

 またもIMMEDIATEもの。これは「OUT OF TIME」の全英No1ヒットで有名な、CHRIS FARLOWEのIMMEDIATE時代のベスト盤。シングル曲が中心。現在も活動中である彼の、ソウルフルな声を堪能できます。

 IMMEDIATEレーベルを立ち上げてフィル・スペクターごっこをやっていたANDREW OLDHAMが、ついでにCHRIS FARLOWEを使ってR&Bごっこをしてみた作品集ともいえるでしょう。後半はまるでLONG JOHN BALDRYのようなバラードも多くなりますが、私はこのブリティッシュな佇まいのR&Bを気に入ってるのですが、本家が好きな人は彼の作品をどう評価しているのでしょうか。

 20曲中7曲と、ストーンズの作品が多いですが、同じIMMEDIATEのSMALL FACESの「MY WAY OF GIVING」やTWICE AS MUCHの「LIFE IS BUT NOTHING」のカバーが目を引きます。

 またROD STEWARTで有名になった「HANDBAGS AND GLADRAGS」(ハンドバックと外出着)を、RODより早く1967年にシングルで発表しています。おそらく、MIKE D'ABOがCHRIS FARLOWEに書き下ろしたんだと思います。同じ作者による「THE LAST GOODBYE」も同傾向のドラマチックなバラード。(1999/06/14)



THE LADY FROM BALTIMORE THE LADY FROM BALTIMORE / CLIFF AUNGIER

 2003年にSANCTUARYから出ていたCD。 BEE GEESのカバー・ソング集 にもその名があるシンガーが、PYEから1969年に発表したアルバムに1970年に発表されたシングル曲を追加してCD化したもの。

 ジャケットを見る限りでは、渋いスワンプを決めてくれそうな佇まいですが、中身は優雅な室内楽アレンジをバックに歌う曲が多く、ギャップを感じます。ドリーミーな声質でもなく、アシッドぽさも無いですが、私のようなサイケ・ポップ好きにはなんとも堪らないアレンジです。前述のカバー・ソング集でも本盤からそんな2曲を収録していました。

 ただ本来この人はBERT JANSCHとも交流があるフォーク系のシンガーとのことで、本盤でも、カントリー風でもあるストリングス無しの「WILD ABOUT MY LOVING」やアコギによるインストも2曲あったりします。1970年のシングル「GOOD GOOD」はアコギと女声コーラスを伴って熱く歌う曲で、こちらが彼の本質のようです。(2006/12/09)



LOOKING FOR SHIRLEY - THE POP-SIKE WORLD OF LOOKING FOR SHIRLEY - THE POP-SIKE WORLD OF / CLIFF WADE

 MORGAN BLUE TOWNレーベルから1枚だけシングルを出したシンガーの、(当然ながら多くの)未発表曲を含んだ作品集。ライナーによるとROLL MOVEMENTというグループで1枚シングル出した後、THE SMOKEのGEOFF GILLに誘われてMORGAN BLUE TOWNスタジオで働くようになったとのこと。

 コンピュレイション盤PSYCHEDELIC PSTONESシリーズのVOL.3(MORGAN BLUE TOWN編)で1曲入っていたので気になって購入したのですが、これが期待を裏切らないサイケ・ポップの逸品。ボーカルそのものは上手くないが、どの曲も瑞々しくもせき立てるような独特のメロディーが素晴らしい。歯切れも良くドロドロしたところはなく、エヴァー・グリーンな香りもある。それをMORGAN BLUE TOWNらしい独特の残響があるピアノ、そして暮れなずむメロトロンが包んでいる。

 曲としては、軽快な3曲目「DAGGER LANE」、ちょっと幻想的な8曲目「GONNA MEET THE MAN」11曲目「FERN MEADOWS」、ホーンやストリングス類を使い、後半の展開が見事な14曲目「YOU SHOULD HAVE SEEN ME」、17曲目「NOVEMBER」あたりが印象に残る。

 時折フォーキーなところも見せ、後半は色んなタイプの曲がありますが、録音順に収録したのでしょうか?最後に1曲ボーナストラックがありますが、ここでのボーナストラックとはどういう意味なのでしょうか?

 ライナー斜め読みして一番驚いたものは、彼の代表的な仕事としてなんとPAT BENATARが取り上げて有名になった「HEARTBREAKER」を書いた事です。PAT BENATARのファンサイトにで確かめたら、確かに同曲には「Written by: Geoff Gill & Cliff Wade」のクレジットが。SMOKEにいたGEOFF GILLとその後も仕事仲間だったのですね。余計なことですが、私が某大学のミーハーな軽音楽系サークルにいた頃、絵に描いたようなHR好きの先輩(女性Vo)にその曲を演奏させられた思い出があります。(2003/11/03)



THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN

 「FIRE」の一発ヒットで名を残す彼らが1968年に発表したアルバム。私の持っているCDではまずA面部分のモノ・バージョンが収録され、続いてA面のステレオ・バージョン、B面部分の順で収録されている。

 A面部分は組曲風になってますが、モノラルとステレオでかなりミックスが異なる。モノラルの方はバンドのみの演奏なのでより、後にATOMIC ROOSTERを率いるVINCENT CRANEによるオルガンがより強調され、モッズものぽい演奏だが、ハードロック的なシャウト、アリス・クーパーのようなメイクなど、1968年としては先進的だった要素もある。なんとなくRITCHIE BLACKMOREのいない初期DEEP PURPLEのような印象もあり、DOORSのように聞こえる瞬間もあります。

 一方ステレオはモノラルに比べると、管弦楽器によるかなりサイケ・ポップな装飾が、まるでジャケの色彩のように、施されているのがわかります。もともとアクがあるのにさらにゴッタ煮になった音です。

 B面はややバラけた印象ですがこちらも個性的。いきなりSCREAMIN' JAY HAWKINSのカバー「I PUT A SPELL ON YOU」、ARTHUR BROWNのルーツを見た思いがします。「SPONTANEOUS APPLE CREATION」では語りのバックの演奏はまるでSYD BARRETのいない初期PINK FLOYDの「星空のドライブ」風。「REST CURE」はR&B風ながら、一番まともな曲に聴こえます。続く「I'VE GOT MONEY」は意外にもJAMES BROWNのカバーで、ファンキーで単調な部分から一転、Bメロ部分でオルガンが活躍するとこがカッコ良い。最後の「CHILD OF MY KINGDOM」はダウナーながら、途中スイング風になったり、後半のピアノ・ソロなど、かなりクールな印象。(2004/08/29)



DISRAELI GEARS DISRAELI GEARS / CREAM

 邦題「カラフル・クリーム」で名が通っている1967年発表の彼らの2作目。2004年にデラックス・エディション2枚組が出ましたが、私が持っているのは2001年に出たボーナス・トラックなしの紙ジャケ。素晴らしくサイケでカラフルなジャケットはXTCの変名THE DUKES OF STRATOSPHEARの作品「25 O'CLOCK」のジャケットにも影響が。

 残念ながら内容はジャケほどカラフルではない。ブルースからハード・ロックへ発展する途上の踊り場となった彼ららしく、個性的なメンバー3人の絡みが(ライブほどではないけども)スリリングな曲が多いが、アメリカ・ツアーの最中に当地でレコーディングしたというのも影響しているのか、やや泥くささも感じるし、英サイケ・ポップな装飾はほぼゼロ。裏声のボーカルもなんだか変な感じだし、アルバム後半はブルース色が濃い。

 そんな中では、リフが有名な「SUNSHINE OF YOUR LOVE」に続く「WORLD OF PAIN」「DANCE THE NIGHT AWAY」がややイギリスらしいリリシズムを感じます。唯一GINGER BAKERが作った「BLUE CONDITION」もダルでトボけたワルツで、これもイギリス風のユーモアなのかも知れません。(2004/12/26)