2010.02.10(Wed.)
新橋18:44−(349)→18:57お台場海浜公園
お台場海浜公園19:21−(363)→19:32有明
有明20:22−(夜景列車)→20:41日の出20:58−(夜景列車)→21:23豊洲
 ゆりかもめ『夜景列車』というのが走る、というのが判明したのが、昨年末の大東亜友愛移設交通問題研究会(仮称)国事行為冬期研修会の少し前だったでしょうか。そこで、S田氏の事業仕分けのもと、募集方法に基づき、研修会メンバー中心に関係者7名でそれぞれ応募してみましたが、全員落選。唯一、I井氏がキャンセル待ちの2番、という結果でしたが、これが2010.02.01になって申込可能となり、I井氏に4名分の座席を確保してもらいました。
 さて、当日。ここまで参加者の決定にあたっては紆余曲折あったものの、S田氏、I井氏、C葉氏、私の4名で霧雨の中新橋駅に集合。C葉氏はなんとイギリス帰り、というか、夕刻に成田に着いたところを駆けつけての参戦でした。つまみだの酒だのは、新橋駅の京急ストアで買って行くか、と思ってましたが、これがなんと1月末で閉店。そこで、お台場海浜公園駅近くのスーパーに行くことにして、I井氏のところに送付されて来た、本日まで有効と記載の1日乗車券を使い、早速”ゆりかもめ”に乗車。まあ逆方向ということでしょうが、車内は結構空いてます。ただ、天気のせいで視界はそれほどよくありません。
 お台場海浜公園で下車して、ウェブ上で酒類を扱っていることが明確だった、スーパーフェニックスへ。スーパーという割には店内は狭く、壁にはam/pmのロゴが飾ってありました。で、確かに扉で仕切られた酒のコーナーはあったのですが、全体に高い!奥がスペインバルというか、どうもこちらが本業のようですが、手前がリカーショップになっていてこれがまた狭い割に、意外に焼酎なんぞも置いてます。それはいいのですが、その焼酎、”三岳”や”百年の孤独”や”森伊蔵”なんぞもあったのですが、これらは定価の3倍から5倍以上、という感じで、ワインもさほど選択肢もない割にフレシネでも\1,700を超えるという惨状でしたから、ここで買うのは論外として、駅反対側のマルエツへ。ビールは起点の有明駅近くのコンビニへ行くことにして、こちらでは\1,200を切っていたフレシネと、つまみ少しに紙コップを買って、有明へ移動。
 夜景列車の受付は、19:30-20:10ということでしたが、有明駅には係員は多いものの、それらしき客はチラホラ、という感じです。りんかい線国際展示場駅横のコンビニで500mlのビール4本とやはり500mlの缶チューハイ2本を買って駅へ戻ると、さすがに人が集まって来ています。ここで受付。座席は抽選の結果、2号車Aというボックスが割り当てられ、名札以外に、東京都酒造組合の協賛ということで、300mlの日本酒ビンが2本(私のは帰宅後確認すると、澤乃井嘉泉でした)と、都内の日本酒の酒蔵の名が周囲に入った猪口に、ちょっとしたつまみ3袋が入ったお土産の手提げ袋と、抽選会用のくじをもらって、改札内へ。
 当の夜景列車はもう入線しているのかと思ってましたが、どうもギリギリになって回送してくるつもりらしく、改札内のエリアに、待ち合わせ用に椅子が20脚程度並べられていますが、これはすでに塞がっています。酒を準備して来たのは私達だけかと思っていましたが、ビールくらいは持って来たグループもそこそこいる感じです。車両にトイレがないということで、係員がしきりに有明駅でのトイレ利用を呼びかけています。この日は、発車直前から数分間、東京メトロポリタンテレビの生中継が入る(ちなみに1号車)、というチラシを渡されたので、「なんか叫ぶかやらかせば放送事故だな」「いや、そもそも誰か見てるのか?」などと軽口をたたきつつ待ちますが、列車が来る様子はありません。受付終了時刻の20:10になっても、何組かは現れなかったグループがあったようです。
 20:15くらいになって、ようやくホームへ。新橋−豊洲の直通ではまず使わない、有明駅の中線に夜景列車が入ってくるようで、3番線へ。向かいの4番線には定期列車が発着しています。ホームドアには号車位置を示す紙が貼られていました。
 ほとんど発車時刻近くになってようやく列車は入線。ゆりかもめの場合、荷物棚なんぞないのでどうしようか、と思いましたが、考えてみれば客扱いはないので、乗降扉の前に鞄や土産を置いて着席。ボックスの窓枠には、号車番号とボックス位置を示す紙が貼られています。すぐに発車したので、早速、ビールで乾杯。日の出駅までノンストップで走るのか、と思いましたが、いきなり国際展示場正門駅に停車。ここで車内が減光され、ずいぶんと暗くなります。確かに夜景を眺めるにはこの方がいいですな。ちょっと夜行列車のような気分です。その後も各駅に止まりつつ、レインボーブリッジを渡って日の出駅へ。ここでいったんドアが開き、トイレには行けるようになってましたが、誰も下車しません。すぐにドアが閉まって、大きく揺れたかと思うと、新橋駅方の中線に入って、ここでしばらく停車。なるほどレインボーブリッジがよく見えます。ここでフレシネを開栓。のんびりしていたら栓が飛んだので驚きましたが、別に被害はなし。車内では有明駅で配布されたくじの抽選発表が行われましたが、いきなり1等賞から読み上げ始めて、途中で一度番号を読み間違えたのはご愛嬌でしょうか。なんでかI井氏以外の3名に、末等のゆりかもめオリジナルの手ぬぐいが当たりました。
 そうこうしているうちに、停車時間の17分なんてあっという間で、列車はそのまま豊洲方向へ動くのか、と思いましたが、一度新橋方へ動いて、豊洲方面行きの本線に入ってから、日の出駅へ。また各駅に停車しつつ、新豊洲駅で車内照明が戻り、終点豊洲へ。係員がゴミの回収に車内を回ってきましたが、スパークリングワインのボトルを袋に入れると、重量に驚いた様子でした。さすがにスパークリングワイン持ち込んだのは、私達だけでしたかねえ。豊洲駅ホームで”御手富貴”と書いたのし紙のついた手ぬぐいをもらって、改札を出ましたが、車内での酒量は、1時間だしトイレがないし、なのでこんなものでしょうか。でも、ちょうど中途半端に飲み足りない感じですな。
 ここでS田氏と別れ、残った3人で、本日は諸般の事情により会話において「名前を出してはいけない方」とされていた、U竹氏ご推奨の”いちむら”へ。確かに狭い店内によく入ってますが、入れ替わりの客が出て、すぐに着席できたのは幸いでしょう。これまたU竹氏ご推奨のメンチカツとカツ煮を含めて少しつまみを頼み、なんとフルボトル\1,300なりのカリフォルニアワインで乾杯。”いちむら”にいる旨メールしたら、U竹氏から電話が来て、裏メニューとしてメンチカツ付け合わせのスパゲティのみの注文ができる、なんて情報を聞いたのはさすが、というところでしょうか。
 まあ、結論として、1日乗車券とお土産付き、\2,300の手軽な研修会、というところですかねえ。買い出しを考えると、豊洲集合の方がベターかもしれません。ところで、ゆりかもめサイトの募集方法の記述には、「車内への飲食物の持ち込みができます。」とあったのですが、飲食物はお土産に渡すもののみには限らないからどうぞ、ということであって、飲んだ経験ならありますし、それまでそもそも持ち込み不可だった訳でもなさそうです。禁煙とはあるのですけどね。
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