2004.12.01(Wed.)
浜松町20:18−(普通)→20:41羽田空港第2ビル
羽田空港第2ビル21:33−(普通)→21:56浜松町

 本日は、羽田空港第2ターミナルビルの開業日です。そこで、思い立って、東京モノレールの新規開業区間の乗りつぶしに出かけてきました。まあ、新規開業区間と言っても、羽田空港第1ビルと羽田空港第2ビルの間のみ、営業キロは900mですから、そのうち羽田空港に用事があれば乗車しようか、くらいでもよかったのですが、そこはそれ、開業初日ということで。
 さて、時間も遅いためかどうか、それほどには新線開業ムードもない浜松町にてU竹氏と待ち合わせ、いざ乗車、というところで気づいて、せっかくだからと缶ビールの買い出しに向かい、ガラガラの車中で乾杯。考えてみれば、20:00を回っての羽田空港行きですから、そんな混んでいるはずもなかったわけです。なかなか、こうして眺めるレインボーブリッジの夜景もオツなものではあり、これは大正解でした。U竹氏曰く「首都圏からもっとも近いクロスシート」という話ですが、確かにそうですね。考えてみれば、東京モノレールの車中で酒を飲むのは初めてです。
 車中の広告で、閉鎖された羽田東急ホテルは、結果として第2ターミナルビルに開業した羽田エクセルホテル東急になったことにいまさら気づいたりしているうちに、第1ビル駅到着。ここからが新規開業区間ですが、ゆっくり走り出してカーブしたと思ったら、もうすぐに到着、という感じでした。営業キロこそ900mとはいえ、それはターミナルビルへの乗り入れの関係上延長された区間ですし、京急はそもそも第2ターミナルビル側に出入口を新設しただけの話ですから、まあそれは当然ですが。
 羽田空港第2ビル駅構内は、2面3線の構造になっていましたが、ホームの番号として振られているのは1番ホームと2番ホームだけでした。もう1本は留置線用なんでしょうかね。
 改札を出てみると、ここはさすがに祝賀の飾りつけも目立ち、さらに、有人改札口には数名並んでいます。何だろうと思って覗き込むと、硬券入場券、手書きの普通乗車券(昔の補充券みたいなもの)の販売と、それにあわせて乗車券発売証明書の配付がありました。もちろん、並んで即入手。
 第2ターミナルビルはガラスを多用した作りで、さすがに新しくきれいでした。第1ターミナルビルとの間の連絡通路は、ちょうど京急の駅の上を歩く形なんでしょうかね。ついでのことに屋上の展望デッキに上がってみましたが、もう時間帯のこととて、飛行機の数は少なかったものの、AIR DOの機体を眺めたりもし、なかなかよい感じではありました。机とイスが置かれたフリースペースもありましたが、さすがにここでジンギスカンやるわけにはいかんでしょうな。それにしても、羽田空港の展望デッキが無料で、佐賀空港が100円というのもなあ。
 第2ターミナルビルの飲食店には、軽く飲むにはいいかな、という店も見受けられましたが、その意味では第1ターミナルビルがより家族向け、ということになるんでしょう。いずれにしても、飲食店もそろそろ閉まる時間ですので、空港内での飲食はやめて、またもや売店でビール購入、帰路につきつつ新線乗車に乾杯、ということにいたしました。第1ビル駅からも乗車があり、往路に比べると多少混雑はしていましたが、まあ、JALで羽田に着いた場合には、京急使ったほうが着席は確実でしょうねえ。
 まあ、これも立派な旅、と申しますか、つかの間の旅行気分にひたることができました。浜松町に戻った我々は、そのまんま大門の居酒屋へと流れ込んだのでした。
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