2002.06.22(Sat.)
新宿9:00−(特急・0009・はこね9)−10:10小田原
小田原10:51−(特急<東海道新幹線>・413A・こだま413)−11:39静岡
静岡11:51−(特急<東海道新幹線>・151A・ひかり151)−13:46新大阪

2002.06.23(Sun.)
近鉄難波12:00−(特急・12・アーバンライナー)−14:04近鉄名古屋
名古屋14:47−(特急<東海道新幹線>・16A・のぞみ16)−16:26東京

 2002.06.23の近況報告に書きましたが、またもやワールドカップの入場券が取れてしまったので、長居スタジアムまで出かけてきました。
 今回は、06.20の朝の時点で、インターネットでチケットを取り、その日のうちに引き換えてきたので当日朝にチケットキオスクに立ち寄る必要はなかったのですが、どうやって行こうかと考えた結果、とりあえず06.21に、夜行で帰るつもりで、06.23大阪00:37発のサンライズ出雲のB寝台を押さえておきました。
 さて、当日朝、大阪のリーガロイヤルホテルに電話してみると「空室あり」とのこと。それでは、と1泊することを決め、雨の中をまず新宿へ。
 とりあえず目当ては小田急の”はこね9号”ですが、駅構内の表示では満席。だめもとで自動販売機を操作すると空席があり、この時点で「京の遊々きっぷ こだまグリーン車プラン」を使う計画を放棄しました。
 久しぶりの小田急は、ずいぶん高架工事が進んでいるなあ、という印象でした。
 小田原駅で昨日買った寝台券を新幹線特急券に変更して、こだま413号に乗り換え、さらに静岡でひかり151号に乗り換え。静岡駅では06.21のイングランド−ブラジル戦を観戦したらしいヨーロッパ人の姿が目につきましたし、その静岡乗車組を含め、ひかりの車内には、長居スタジアムへ行くらしき人が結構乗っていました。
 新大阪で下車、普通列車で大阪へ。大阪駅近辺で時間があるのは5〜6年目かなあ、と思い、大阪駅北口〜阪急梅田駅近辺を歩いてみましたが、大阪駅北口にはヨドバシカメラができていたり、阪急梅田駅の北側にはロフトができていたり(これは5年くらい前にはもうあった?)、ずいぶん様変わりしていました。
 大阪駅からホテルの無料シャトルバスでリーガロイヤルホテルへ。ワールドカップ観戦客らしき外国人客が、団体客含めて結構目立ちます。チェックイン後部屋に入ってすぐ、スペイン−韓国戦をテレビ観戦。韓国お見事。よくもまあ、120分、この調子で動けるよなあ。ただ、延長前半の、ホアキンのセンタリングは、ゴールラインを割ってはいなかったように見えました。
 韓国戦終了後、またバスで大阪駅へ。駅弁を買い、天王寺で乗り換えて阪和線鶴ヶ丘駅へ。長居スタジアムへのアクセスはなるほどよく、5分ほど歩いてすぐに到着。だいたい試合開始の75分くらい前でしょうか。入場は前回以上にスムーズで、チケットチェック(パンチ穴空け)→荷物検査→金属探知器を使ってのボディチェック→入場口でのもぎり→入場まで、10分はかからなかったと思います。今回も、本人確認はありませんでした。席に着いたときはちょうど、フィールド上で、小学生(?)の試合が行われていました。
 さて、今回の私のチケットはCategory 2、Gate N、Block J2、23列85席という席で、座ったところはちょうどサイドラインの延長線あたり、宮城よりはフィールドに近い(低い)位置で、セネガルのゴール裏と言っても差し支えないか、というあたりでした。座席から見たフィールドはこんな感じでした。
 買ってきた駅弁で食事を済ませた後、ようやく暗くなったスタジアムを眺めてみますが、まだ結構な空席が。ゴール裏のセネガル応援団はリズムに乗って太鼓を叩き、周りもそれに乗ってきます。そうこうするうち、ウェーブがはじまり、なんとなく盛り上がってきます。座席も大方埋まりました。が、そこら中にやはり空席が。
 さて、キックオフ。セネガルは個人技でゴールに迫ります。他方、トルコはパスをつなぎサイドチェンジを使って崩してゴールを狙うという姿勢がよくわかります。当初はセネガルが優勢でしたが、トルコの守りは堅く、セネガルも何でもないノープレッシャーの位置でのパスがサイドラインを割ったりしているうちに、だんだんとトルコのペースに。ゴール前でフリーになったFWハカン=シュクルにパスが通るものの、なんとトラップミス。その後もトルコはハカン=シュクルに合わせてきますが、いまひとつ合わせ切れない(詰め切れない)状況が続きます。そうこうしているうちに、トルコMFバシュトゥルクがヘディングシュート。これは決まったかと思いましたが、驚異的なスピードで戻ってきたセネガルDFダフがクリアします。これは現地で見ていて、本当にすごかった。トラップが少し大きいとすぐ相手ボールになり、また、実にボールがよく動く、スピーディーな展開で見ていてとても面白かったです。
 後半は開始早々からトルコがペースを握りますが、どうにもフィニッシュの精度を欠き、そうこうしているうちにハカン=シュクルは同じFWのイルハンに交替させられてしまいます。他方、セネガルはカウンターから反撃を試みます。惜しいシュートもありましたが、いかんせん単発。でもスピードは相変わらずです。
 結局、0-0のまま延長へ。延長前半に入ってすぐ、右サイドから入ったクロスをトルコFWイルハンがボレーで決めて、ゴールデンゴール。トルコがベスト4進出を決定しました。実に面白い試合でした。ゲーム中の画像も置いておきます。トルコは、ハカン=シュクルの調子が不安ですが、このできならグループリーグであたったブラジルとの再戦が楽しみです。試合後は、国歌斉唱の時と同じく、トルコの国旗がスタンドに広げられていました。
 個人的にうっとうしかったのは、試合開始直後に後ろに座った2人連れ。トルコのレプリカを来ていましたが、周りがセネガルの太鼓のリズムに乗って応援していると、「なんでセネガルを応援するんや、大体セネガル知っとんのか、わしらもトルコよう知らんけど」とか、うるさいうるさい。しまいには私の座っているイスの背もたれに足を乗せやがる始末。いかにも道頓堀に飛び込みそうな連中でしたが、セネガルサイドのゴール裏でトルコ応援して、周りが日本人でよかったね、というところではないでしょうか。
 試合後、スタジアムを出て鶴ヶ丘駅へ向かいましたが、今度はスタジアムを出るのにまず時間がかかり、ついで、交通規制もあったことから、駅まで40分くらいかかりましたが、後はスムーズ。天王寺で乗り換えて福島へ。福島からは歩いてホテルへ戻りましたが、ちょうど日付が変わった直後くらいでした。ただ、ホテルのレストランは全て営業を終了しており、ワールドカップの大阪での試合開催日くらい考えればよさそうなものですがね。結局、ホテル近くで営業していた、何故か沖縄料理の店でゴーヤーチャンプルーを食べてまたホテルへ。
 どうにも、寝たんだかなんだかよくわからないうちに朝になり、チェックアウト後なんばへ。近鉄アーバンライナーのチケットを確保した後、ついでのことに道頓堀へ。戎橋から道頓堀を覗いてみましたが、ここに飛び込む奴の気が知れません。ワールドカップ日本代表モードのグリコかに道楽を眺めてから、近鉄難波駅へ。途中のチケットショップでは、06.30の決勝戦のチケットが1枚30万円で販売されていました。
 これまた久しぶりのアーバンライナーの車中はとにかくよく寝ました。この春から車内販売が乗車しなくなった、というのは少々意外でしたが。定刻に名古屋到着、新しく完成した駅ビル内の高島屋で買い物の後、のぞみに乗り換えて帰宅。疲れましたが面白かったです。
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