2001.12.30(Sun.)〜2002.1.3(Thu.) in Malaysia 2001.12.30(Sun.) BKK08:40−(TG415)→11:50KUL あまり眠れないまま5:00起床。6:00過ぎにタクシーを呼んで出発。途中の温度計には23度と表示。涼しいわけですな。 到着したドンムアン空港はかなりの混雑で、セキュリティチェック後のスーツケースを、リボンを切ってまでもう一度開けて調べていたので、これは時間がかかるかな、と思ったがクアラルンプール行きは開けなくてもよいとのことで、少しほっとする。それでも空港到着から出国審査が終わるまで40分以上かかった。 よりによって、空港到着後、ビデオカメラと銀塩カメラを忘れてきたことに気がつく。どうしようもないですね。 乗機したTG415便はマレーシア航空との共同運行便。なぜか私の席にはタイ人女性が座っており、チケットを見せて座席の確認を依頼すると、タイ人ツアーコンダクター(?)が現れて、「彼女は友達と座りたいと言っている、4人グループなので、1時間ほど我慢して(注:実際は2時間10分)少し離れた席に座ってくれないか?」と言ってきたので、「こちらも3人家族であり、娘が小さいので離れた席では困る」と返答。結局満席だったのでその4人グループのうち1人が離れた座席に移って解決。何なんだ、しかし。 道中何事もなくクアラルンプール着。空港は新しいだけに清潔で広いという印象だが、いかんせん、空港の大きさに比べて人が少なく寂しい感じ。 空港で日本円をマレーシアリンギットに両替し(後でわかったことだが、このときのレートが旅行中最良だった)、リムジンタクシーカウンターで料金を支払ってリムジンタクシーでクアラルンプールへ、空港の周囲はとにかくのどかで、「田舎だなあ」と思っていたらアクシデント発生。車のラジエータの水が切れて高速上で停止。結局、通りかかったタクシーでホテルへ向かったものの、50リンギット余計に支払うハメになった。アクシデントがあったものの1時間弱でホテルニッコークアラルンプール到着。14:00前だったがチェックインできた。トリプルで予約していたため、理紗子のベッドも準備されており、また部屋も広くてなかなか快適。部屋の窓からはペトロナスツインタワーを眺めることもできた。すぐに荷物を置いてホテル内の中華料理店(桃李)で点心の昼食。非常においしかったが値段もそれなり。 その後、隣にあったシティバンクでマレーシアリンギットを払い出したが、レートがあまりよくない。何と空港の方がよかった。睡眠不足もあり、そのまま部屋で休憩。私は30分ほどで起きて、その後LRT乗車に出かけたが、テレビを見ていたカミさんと理紗子は入れ替わるように部屋で昼寝。私はKLCCの伊勢丹に立ち寄ってビール類を購入。アルコールの値段は一般に高く、ビールの値段は換算するとほぼ日本並と思われた。その後、20:30頃にホテルへ帰還。 夜食も館内の日本料理店(弁慶)で取ったが、アルコールの値段が全体に高いためか、結構地酒の品ぞろえが充実していた。味もよかったけどさすがにホテル内でやっぱり少々値段は高め。そのまま部屋に戻り、マレーシア1日目は終了。窓の外にはライトアップされたペトロナスツインタワーが見えていた。 2001.12.31(Mon.) クアラルンプール2日目。9時近くなってからゆっくりと起床。朝食のビュッフェに出かける。メニューそのものはいくらかマレーシア料理があるくらいで大して変わったものはない。朝食ビュッフェなら、バンコクのホテルの方が上かな、という感じ。 朝食後、カミさんの買い物のつきあいにまずPUTRA LRTでPASAR SENIにある雑貨屋へ。その後、やはりPUTRA LRTでKLCCへ行き、伊勢丹に。ベビーカーの貸し出しサービスも行っていたので、理紗子を乗せてやれやれ、というところ。伊勢丹内の食料品スーパーに行って、詳細に検分してみたら、冷凍食品といい、日本からの輸入品といい、品ぞろえはバンコク以上、和菓子屋がないだけでシンガポールなみと感じた。私が特に驚いたのはなんと”松尾ジンギスカン”が販売されていたこと。また、時々地方の物産展も開催されているようで、この点もシンガポールなみ。現に、1月末からは青森物産展開催とのこと。逆に、タイの方がそろっていそうなものを一生懸命考えたが、思いつくのはおでん種くらいでしょうかねえ。 その後、だめもとでペトロナスツインタワーの整理券配布場に行ったが、本日は月曜で休み、明日は9:30から配布予定だがだが9:00前に来い、というのがそこにいた係員の答えで宿題が一つ増える。 隣接するスリアKLCC内のフードコートで昼食の後、PUTRA LRTで一旦ホテルに戻ったが理紗子が眠りそうにないので今度はブギットビンタン(クアラルンプールの繁華街)へ。ホテル前でタクシーを拾うが、やはり途中渋滞している上、カウントダウンイベントの準備か、J.W.Marriottホテルの前は通りが塞がれていた。Lot 10(ショッピングコンプレックスの名前)の前でタクシーを降り、バテイックを扱う土産物屋、ついで中国茶の店へ。LOT 10の中の伊勢丹にも立ち寄った後、なかなか通らないタクシーをやっとのことで拾うが、行き先を告げるとメーターを使わずに、「10リンギット」と言われる。面倒だったのと、行きの値段からみてそう法外でもなかったので、そのまま乗り込みホテルへ。途中、信号待ちの際にペトロナスツインタワーを撮影。どこから見ても実に目立つランドマークである。 理紗子は昼寝、カミさんは紅白歌合戦を見ている間に私はまた乗りつぶしに。戻ってきてからホテルの回りを歩き、ライトアップされたペトロナスツインタワーを見上げる。全くよく目立つ建物である。その後、昨日と同じくホテル内の日本料理店で夕食。理紗子が寝ないので、結局カウントダウンにあわせてロビーへ。年が変わった後、KLCCの方角、つまりペトロナスツインタワーの方角で花火が打ち上げられたのでホテルの外に出てみたが、結局上がった瞬間を見ることはできなかった。 遅くなったついでに、ホテル内のラウンジで一杯飲んでから就寝。 2002.1.1(Tue.) KUL16:15−(MH1446)→17:10LGK 6:20過ぎに目覚まし時計が鳴ったが外は真っ暗。私は乗り残したSTAR LRT乗車に出かけてから9:00頃ホテルに戻り朝食。レストランは大混雑で、行列ができ、食べるものも不足する有り様。まあ、昨日のカウントダウンイベントに出た人も多かったろうし、みな朝が遅くなったにせよ、高級ホテルのマネジメントとしてはいただけませんですな。 朝食後、荷造りしてチェックアウトし、PUTRA LRTでMASJID JAMEKへ。駅と同名のモスクが目当てだったが、入り口を探してうろうろしているうちにぐるりとそのあたりを一周してしまうテイタラク。まあ、Royal Selangor Clubの建物も見ることができたのでよかったか。その後、Masjid Jamek(モスクの方ね)を見てからPUTRA LRTでホテルへ戻り、ホテル内で再度点心の昼食後、空港へ向かうこととする。ホテルリムジンは最初160リンギットとのことで驚いたが、「プロトン(マレーシア製の車の名前、でいいのかな?)なら100、ただし5分待ち」と言われ、そちらにする。 今度は車がトラブルを起こすこともなく平穏に空港着。飛行機にも何の問題もなく、ひなびた感じのランカウイ国際空港到着。空港のMutiara Burau Bay Hotelのカウンターには誰も人がいなかったが、空港ビルにはタクシーカウンターがあり、ホテルまでは18リンギットとのことで料金先払い。それにしても、タイで旅行会社が呈示した、「送迎車を雇うと一人につき1,500バーツ」という話は何だったんだか。 山道をしばらく走って着いたホテルは、部屋の作りがコテージ風(撮影:2002.1.3)とのことだったが、外観についての私の第一印象は「イナバの物置の大群」という感じ。ただし、トリプルで予約したからか部屋は広い。ミニバーのビールがそんなに高くなかったのは好感。 夕食はビュッフェではなくアラカルトで取ったが、マネジメントがむちゃくちゃでとにかくサーブが遅い。飲物も、カウンターに放置(?)されていた生ビールを持ってこられたりであんまり面白くない。ただし、そのためか結果的にビール2杯と理紗子のスイカジュースがただになったので勘弁することにした。 2002.1.2(Wed.) ゆっくりと起床。カミさんは非常ベルのような鳴き声のセミが気になって目がさめたとのこと。朝食は結構な混雑。昨日までのニッコーホテルよりは食べるものがあるという印象。 朝食後は理紗子をプールへ。しばらく遊んだ後、カミさんが理紗子を海辺へ連れていったのをしおに、私は持参した”有限と微小のパン(The Perfect Outsider)”(森 博嗣 著)を読み始める。遅い昼食後、理紗子が昼寝を始めたところでようやく読了。さすがに800ページ越えると時間がかかりますな。でも、面白かった。 ランカウイの海は確かにきれい。ホテル近くの砂浜には小さなカニもいたし、波打ち際にはメダカくらいの魚の群れも見受けられた。 18:00から、なんでかヘビのショーがホテル中庭で行われる。見に行ったが、いろんなヘビを見せて記念写真を撮らせていただけという感じ。でも、特に西洋人は喜んで写真を撮っていたけど何でしょうかね? ま、平穏に過ごした1日でした。 2002.1.3(Thu.) LGK16:15−(MH1455)→17:15KUL KUL19:45−(TG426)→20:40BKK 早く起きるはずが、やっぱりのんびりと起きてしまい、相変わらず段取りの悪い朝食ビュッフェに。朝食後、レイトチェックアウトの交渉をフロントで行うが満室とのことで不可、更衣室代わりのシャワールームは借りられるとのことだったが、その場所や借り方がわかるまでにたらい回しのあげく(と言って悪ければ、ホテル側の説明不足)30分くらいかかり、あわてて部屋でチェックアウトの準備を済ませるともう12:00で、さらにチェックアウトが終わるともう12:30、結局理紗子をプールに入れることはあきらめる。 そのままホテル内をぶらぶらしていたが、カミさんは「動物園以外で初めてイグアナを見た」と言って喜んでいた。私はイグアナと言えばそのかみのタモリのものまねしか思い出さないんですけどね。 14:30少し前に、二度と来ることはないだろうし、二度はいいや、と思えるホテルを出て、タクシーで空港へ。クアラルンプールまではビジネスしか取れなかったため、やたらとのんびりしたランカウイ空港でビジネスラウンジに入る。国内線側のラウンジは閉まっていたため、国内線待合室から国際線待合室を経由してラウンジに入れてもらったが、こんな経験は初めて。ラウンジのテレビでは、日本のドラマ『星の金貨』の、マレー語字幕版が放映されていた。 ランカウイからクアラルンプールへ出て、相変わらず人影の少ない空港でバンコク行きに乗り継ぐ。時間が余っていたので、空港内のプレイルームで理紗子を遊ばせたが、本人は結構満足していた様子だった。 成田や関西空港と同様の無人運転軌道交通を経て国際線の発着するサテライトターミナルへ出て、しばらくうろうろ。「誰かいるかもなあ」程度には予測していたが、ここでバンコク在住の勤務先関係者(日本人)に遭遇。乗り込んだ飛行機で、疲れが出たのか理紗子は離陸前に早々に就寝。途中一度ほんの少しだけ起きたものの着陸直後起こすまで寝たまま。おかげでゆっくりと機内で過ごすことができた。 最後に、カミさんからは「『気分がいい』と書いておけ」とのことですのでそう書いておきます。以上、年末年始のマレーシア4泊5日の顛末でした。 戻る |