口腔がんとは
口腔にできる悪性腫瘍であり、がん全体からすれば約1~3%と低い数値であり認知度が低いのが現状ですが、日本では毎年約3,000人が口腔がんで命を落としています。
口腔がんには、舌がん、歯肉(歯ぐき)がん、口腔底(舌の下)がん等があり、口唇癌は少なく、口腔ガンで一番多いのが舌癌です。次に口腔底、歯肉の順となっています。
症状としては、初期症状では痛みなどはなく、がんができた舌や歯茎が赤や白に変色したり、しこりができ始めるといった症状がみられます。また前癌病変(癌になる前の段階)である白斑症(口の中の粘膜が白くなる症状)の癌になる確率は3~16%とも言われています。
そして、口腔がんは口内炎と間違われることがよくあり、なかなか治らない口内炎も注意が必要です。