ゼンマイ(ゼンマイ科ゼンマイ属)  薇
      Osmunda japonica Thunb.

(特徴) 夏緑性。根茎は斜上。葉は2形。栄養葉の葉身は、三角状広卵形の2回羽状複葉、光沢のない黄緑色のやや硬い草質。小羽片は長楕円状披針形で基部は切形〜円くさび形の無柄。胞子葉の羽片は線形で、羽軸沿いに胞子嚢を密につけ、熟し後は枯れる。若い芽は山菜として食用にされる。若芽の形状が古銭(銭巻)に似ることが名の由来。向陽の平地から山地まで広い範囲で普通に見られる。
春から夏に栄養葉と胞子葉が合体したものにハゼンマイ(二段目の右端の画像)の名がついている、遺伝的に固定したものでないようだ。
(撮影・2007年4月28日、光明池)


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