ヤワラシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属)  柔羊歯
       Thelypteris laxa (Fr.et.Sav) Ching

(特徴) 夏緑性。根茎は這う。葉柄はわら色〜淡緑色で、やや紫色を帯びることもあり毛が生え、基部に三角状披針形、褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形〜長三角形の2回羽状深裂〜全裂、光沢のない黄緑色、柔らかい紙質で、羽片は基部に向けて急激に狭まって短い柄をつける。葉面の至る所に毛が生える。裂片の側脈は単条か二叉で先端は辺縁に達しない。胞子嚢群は中肋と辺縁の中間につき、包膜は円形。田畑の畦、山野のやや湿気た林縁、林床で普通に見られる。
(撮影・1995年5月9日、槙尾山)


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