ウスゲコバノイシカグマ(コバノイシカグマ科コバノイシカグマ属)
  薄毛小葉の石かぐま  Dennstaedtia f.glabrescens

(特徴)常緑性。コバノイシカグマの品種とするか独立種とするかの結論は出ていないが、コバノイシカグマとの雑種が見出されていることから、独立種として扱う。根茎は長く這う。葉身は三角状狭披針形の2〜3回羽状複葉、光沢のない黄緑色〜緑色の柔らかい草質で、表裏ともに毛がまばらに生えるか無毛。葉身はやや2形で、コバノイシカグマと比べ羽片間の隙間が広い。胞子嚢群は葉縁につき、包膜はコップ状。低地から山地の林下でやや稀に見られる。コバノイシカグマと同じ環境で混生することもある。
(撮影・2005年7月14日、岩湧山)


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