ツヤナシイノデモドキ(オシダ科イノデ属) 艶無猪の手擬
   Polystichum × pseudo-ovatopaleaceum

(特徴) 常緑性。根茎は短く直立して塊状。イノデモドキ×ツヤナシイノデの雑種と推定されている。葉柄は葉身より短く、基部に広披針形〜卵状披針形、光沢のない淡褐色まれに黒褐色の鱗片が密生する。中軸では辺縁に不規則な突起がある淡茶色の小さい卵形〜広卵形の鱗片が上向き、横向きに密生する。葉身は披針形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色の厚みのある草質で、先端はなだらかに細くなる。胞子嚢群は円形で小羽片の辺縁寄りにつく。下部では小羽片の基部前側の耳片近くに1個だけつき、並ぶ。山地の林床で稀に見られる。
(撮影・2009年9月217日、小峠谷)


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