トガリバイヌワラビ×ヤマイヌワラビ(メシダ科メシダ属)
|
![]() |
|
(特徴と分布)夏緑性。トガリバイヌワラビ×ヤマイヌワラビの雑種と推定される。基部鱗片は披針形、褐色〜茶色。外見はヤマホソバイヌワラビに似るが、それよりも小羽片の切れ込みがハッキリしている。トガリバイヌワラビと同じく、羽軸背面に細毛が僅に生えるものから多く生えるものまで変化があり、羽軸と小羽軸の分岐点表面に刺状の突起があり、小羽軸上に刺状の長い毛が生える。羽片には柄がつき、小羽片は鈍頭〜鋭頭で前側の耳垂は大きい。胞子嚢群は中肋近くにつき、包膜は長楕円形、鉤形、馬蹄形。両種が生える山地で稀に見られる。 (撮影・2020年8月5日、金剛山) |