テンリュウカナモドキ(オシダ科カナワラビ属) 天龍鉄擬
    Arachniodes amabilis var.fimbriata ×A. exilis

(特徴)常緑性。オオカナワラビ×ホソバカナワラビの雑種と推定され、外見上はオオカナワラビに似る。根茎は長く這う。葉柄はわら色、基部に披針形、褐色の鱗片がつく。葉身は卵状楕円形の2回羽状複葉、やや光沢のある鮮緑色〜濃緑色の柔らかい紙質で、先端の羽片は急に短くなり頂羽片も短い。最下位の後側の小羽片は著しく伸び、羽片はやや斜上にのびる。胞子嚢群は小羽片の辺縁寄りにつき、包膜は円腎形で毛状突起は少ない。低山地の陰湿な林床や沢沿いで稀に見られる。
(撮影・2014年11月11日、下河内)


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