タマシケシダ(メシダ科シケシダ属) 多摩湿気羊歯
 Deparia japonica × D. pseudoconilii var.pseudoconilii

(特徴) 夏緑性。根茎は長く這う。葉柄はわら色、下部では黒くなり、基部鱗片は披針形〜卵形、淡褐色。葉身は三角状広披針形の単羽状複葉、緑色の草質で中型。羽片先端は鈍頭〜鋭頭、最下羽片は長く、葉柄から中軸まで鱗片が生える。葉は二形で、胞子嚢群をつける葉の葉柄は長くなる。胞子嚢群は狭楕円形で中肋寄りにつく。包膜は胞子嚢群を包み込むものと扁平のものが混ざり、辺縁は細裂し、有毛。フモトシダに似ており、包膜の形と胞子の形(不揃い)を見る以外見分けられない。山地の林縁で見られる。山麓から山地の林縁や林床で、稀に見られる。
(撮影・2016年9月16日、十字峠林道)


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