スルガクマワラビ(オシダ科オシダ属) 駿河熊蕨
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(特徴) 常緑性。クマワラビ×ミヤマクマワラビの雑種と推定され、外見は細いクマワラビに似る。根茎は太く直立。葉柄基部に長卵形〜狭披針形、やや光沢のある褐色〜黒褐色の鱗片が密生し、中軸では狭披針形、黒褐色の鱗片が密生し、羽軸基部周辺に広披針形、中心部が黒褐色、縁が褐色のツートン色の鱗片がうろこ状につく。葉身は倒披針形の2回羽状深裂、光沢のない緑色〜濃緑色の硬草質で、下部の羽片はしだいに短くなるがミヤマクマワラビ程短くならない。葉脈の表面は窪まず、小脈は二叉で、稀に単生が混ざる。胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間に、葉身の先端部だけにつく。深山の林床で極稀に見られる。 (撮影・2002年10月4日、大和葛城山) |