シモダカナワラビ(オシダ科カナワラビ属)  下田鉄蕨
         Arachniodes × sasamotoi

(特徴) 常緑性。オニカナワラビ×ホソバカナワラビの雑種と推定され、外見上はオニカナワラビに似る。根茎は短く這う。葉柄はわら色、基部に線状披針形、褐色の鱗片がつく。葉身は三角状長楕円形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色の革質で、先端の羽片は急に短くなり、短い頂羽片となる。最下位の後側の第1小羽片が一番長く、第2小羽片と前側第1小羽片も少し大きくなる。胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間につく。両親種が生える山地の林床で稀に見られる。
(撮影・2001年10月13日、島の谷)


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