サツマシケシダ(メシダ科シケシダ属) 薩摩湿気羊歯
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(特徴) 夏緑性。ナチシケシダ×シケシダの雑種と推定される。根茎は這う。葉柄はわら色、基部鱗片は広披針形〜披針形、淡褐色。葉身の形、大きさには変異が多く、標準的には広披針形の単羽状複葉、緑色の厚みのある柔らかい草質で中型。葉身の先端はしだいに狭くなり鋭尖頭。上部羽片はシケシダに似て斜上し、羽片の先端は鈍頭〜鋭頭。中軸、羽軸、葉脈に毛が生えるが少ない。葉はやや二形で、胞子嚢群は狭長楕円形で中肋と辺縁の中間〜中肋寄りにつく。包膜は胞子嚢群を包み込むものと扁平のものが混ざり、辺縁は裂け、無毛。人里の石垣や林縁でやや稀に見られる。 (撮影2018年11月1日、蕎原) |