オゼサトメシダ(メシダ科メシダ属) 尾瀬里雌羊歯
          Athyrium deltoidofrons f.ohmurae

(特徴) 夏緑性。サトメシダの葉表に毛が生えるタイプとしているが、サトメシダとの違いが多い。根茎は斜上。葉柄は緑色〜わら色、基部鱗片は狭披針形、褐色〜茶褐色。葉身は卵状三角形の3回羽状深裂、淡緑色の薄い草質で、羽軸腹面と葉表の全体に毛が生える。羽片は長い柄がつき、小羽片は鋭頭で前側の耳垂はやや発達し、羽軸背面に短い毛が生える。胞子嚢群は中肋寄りにつき、包膜は長楕円形で、辺縁は僅かに細裂する。山地の林床で極稀に見られる。
(撮影・2014年7月15日、久留野林道・出崎節子氏提供)


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