オシャグジデンダ(ウラボシ科エゾデンダ属)
  御社貢連朶   Polypodium fauriei Christ

(特徴) 冬緑性。根茎は濃褐色で這う。葉柄はわら色でやや長く、基部に卵状披針形の淡褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の単葉深裂、光沢のない緑色の薄い紙質で、裏面には柔らかな毛が生える。羽片は軸を中心にジグザグ状につき、先端は急に狭まる。子嚢群は円形で、中肋と辺縁の中間か、やや中助寄りにつく。乾燥させるとぜんまい状に巻き上がる。深山の岩上、樹幹で稀に見られる。
(撮影・1996年9月28日、金剛山)


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