オオアカウキクサ(サンショウモ科アカウキクサ属)
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(特徴) 夏緑性の5o程の小さい水生シダ。アカウキクサに似るが少し大きい。葉の表面の突起はわずかで、葉は赤味を帯びるが緑色になる時もある。冬には先端を残して枯れる。根には根毛がないものとあるものがある。胞子嚢群は水中葉の間につき、初夏に成熟する。水田や池で見られる。 最近の研究で、根毛がなく、葉表のイボ状突起が殆ど目立たないものをオオアカウキクサ(但馬型)、根毛があり、葉表のイボ状突起が1細胞性のものをニシノオオアカウキクサ(大和型)、根毛があり、葉表のイボ状突起が2細胞性のものを外来種のアメリカオオアカウキクサ(阿波型)と分けられている。また水田の除草のため繁殖力がない人工雑種のアイオオアカウキクサ(アメリカ×ニシノ)が各地で導入されている。ここでは広義のオオアカウキクサとして扱う。 (撮影・2004年8月20日、大泉緑地公園) |