オニコバカナワラビ(オシダ科カナワラビ属)  鬼小葉鉄蕨
      Arachniodes chinensis ×A. sporadosora

(特徴) 常緑性。オニカナワラビ×コバノカナワラビの雑種と推定され、外見上はオニカナワラビに似る。根茎は太く短く這う。葉柄はわら色、基部に線状披針形、黄褐色の鱗片がつく。葉身は卵状広楕円形の3回羽状複葉、光沢のある濃緑色の硬い革質で、先端の羽片は急に短くなり頂羽片となり、羽片の柄は長い。最下位の後側の第1小羽片が一番長く、次の後側及び前側の小羽片も長く、しだいに短くなる。胞子嚢群は小羽片の中間につく。両親種が生える山地の林縁で稀に見られる。
(撮影・2006年6月10日、九鬼)


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