オニヒカゲワラビ(メシダ科ノコギリシダ属)  鬼日陰蕨
           Diplazium nipponicum

(特徴)常緑性だが大阪では冬に枯れる。根茎は太く這う。葉柄はわら色〜緑色、下部で黒褐色、基部鱗片は狭披針形、茶褐色〜黒褐色で辺縁に突起があり、圧着してつく。葉身は三角状卵形の2回羽状複葉〜3回羽状深裂、光沢のない淡緑色で草質。小羽片は羽状に深裂、基部は切形で柄があり、先端は鋭尖頭。胞子嚢群は線形で中肋寄りにつき、包膜は細裂する。山地の陰湿な林床でやや稀に見られる。
(撮影・2006年6月28日、若樫)


(この画像から入られた時は下のボタンをご利用ください)

シダ図鑑表紙へ<        >HOMEへ