ヌカイタチシダモドキ(オシダ科オシダ属)糠鼬羊歯擬
       Dryopteris indusiata

(特徴) 常緑性。根茎は斜上し塊状。葉柄はわら色、基部に線状披針形〜線形、黒褐色、全縁の鱗片がつく。葉身は三角状広卵形の2回羽状複葉〜3回羽状深裂、やや光沢ある緑色のやや硬い紙質で、先端はしだいに狭まる。羽片はほぼ対生し、中軸と羽軸はほぼ直交、羽軸の先端部は弓形に曲がる。最下羽片の後側第1羽片は短く有柄で中裂〜深裂、羽軸裏に基部が袋状の小さい鱗片がつく。小羽片は込み合わずつく。胞子嚢群は小羽片の中肋寄りにつく。包膜は灰白色〜紅紫色を帯びる。山地の陰湿な林床で極稀に見られる。
(撮影・2007年3月4日、岩湧山)


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