ナンカイイタチシダ(オシダ科オシダ属) 南海鼬羊歯
|
![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
|
(特徴)) 常緑性。根茎は短く斜上。葉柄は褐色、下部で暗褐色、基部に線状披針形、赤褐色〜黒褐色の鱗片がつく。葉身は卵状楕円形の2回羽状複葉、光沢のない黄緑色〜緑色のやわらかい革質で、先端はやや急に細く、ホコ状になる。最下羽片の後側第一小羽片は大きく鎌状となり有柄である。小羽片先端の辺縁に小さい鋸歯があり、羽軸裏に鱗片基部が袋状のものがほとんどなく、扁平のものが多い。胞子嚢群は中型で小羽片の中肋と辺縁の中間につく。別名:イタチシダモドキ。オオイタチシダによく似ており、葉柄基部の鱗片が赤褐色、葉身は光沢ない黄緑色、葉身先端はホコ状になる点で区別ができるが、オオイタチシダと殆ど同じものもある。低山地の林縁で稀だが、海岸沿いでは普通に見られる。 (撮影・1998年10月31日、岬町谷川) |