ミゾシダ(ヒメシダ科ヒメシダ属)  溝羊歯
     Thelypteris pozoi subsp.mollissima  

(特徴) 夏緑性。根茎は長く這う。葉柄はわら色〜やや褐色で毛が多くつき、基部に三角状披針形、淡褐色〜褐色の鱗片がつく。葉身は長楕円形の2回羽状深裂、やや光沢のある黄緑色〜暗緑色の柔らかい紙質で、両面ともに毛が生え、上部の羽片は中軸に流れてつく。裂片の側脈は単条か二叉で先端は辺縁に達する。胞子嚢群は長楕円形で中肋と辺縁の中間につき、包膜はない。向陽の人里から山地までの林縁や林床で普通に見られる。
(撮影・2000年5月13日、豊田)


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