ミタケトラノオ(チャセンシダ科チャセンシダ属)
  御岳虎の尾   Asplenium ×mitsutae

(特徴) 常緑性。コバノヒノキシダ×イワトラノオの雑種と推定される。外見上は、コバノヒノキシダに似る。根茎は短く斜上。葉柄は淡緑色で長く、下部では黒褐色となり、基部に披針形、茶褐色の鱗片がつく。葉身は広披針形の2回羽状複葉、光沢のない緑色の草質で、中軸上部の表面(向軸側)は溝になり、中軸下部と羽軸の表面の溝の中心部が少し隆起する。胞子嚢群は長楕円形でやや裂片先近くにつくが、胞子嚢は委縮して弾けない。山地の両親種が混生する所で極稀に見られる。
(撮影・2012年10月21日、塔原本谷林道)


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