ミドリヤマイヌワラビ(メシダ科メシダ属)緑山犬蕨
          Athyrium vidalii f.viridans

(特徴)夏緑性。変異の大きいヤマイヌワラビの種内分類群の一種。根茎は斜上。葉柄は緑色を帯び、下部で暗褐色、基部鱗片は披針形、淡褐色〜中央部が茶色、周りが淡褐色のツートンカラーのものが混ざる。葉身は卵状広披針形の2回羽状複葉、鮮緑色のやや柔らかい草質。最下部羽片の外側第1小羽片は小さくなる。中軸や羽軸も緑色で、羽軸裏面は無毛。羽片は短い柄がつき、小羽片は鋭頭で前側の耳垂は大きい。胞子嚢群は中肋寄りにつき、包膜は長楕円形、鉤形が混ざり、辺縁は全縁か細裂する。山地の林縁で極稀に見られる。
(撮影・2016年8月31日、金剛山)


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